次男が学習障害と診断された
小5の長男が万引き ショックでどうしようもない
【お悩み】:小学5年生の長男と2年生の次男、保育園に通う4歳の長女のママ、町田市のなみさん、40歳からの質問です。
わたしたち夫婦は、長男にいい大学に入ってもらいたいと思い、中学校から私立の進学校に行かせたいと考えています。そのため3年生から週3回塾に通わせています。成績は良いので、きっと期待に応えてくれると期待していました。
ところが先日、コンビニエンスストアでお菓子を万引きしたとの連絡がお店からありました。すぐにお店に行き、謝罪と代金を支払いました。長男も涙ながらに「ごめんなさい、もう2度としません」と反省の気持ちを伝えたので、店長もなんとか許してくれましたが、長男がそんなことをしたのがショックで、現実を受け止めることができません。
夫にもどう伝えていいのかわからず、まだ話せていません。夫と長男にどう接すればいいですか。
【アドバイス】:子どもにいい大学に入ってもらいたいと思うのは、親として当然かもしれません。
しかし、いい大学に入っても、いい人になる、いい会社に就職できるという保証はありません。
子育てで大事なのは、自分の人生に夢と希望を抱き、チャレンジする心を持った子どもに育てることです。
万引きは、親の過保護や過干渉によって育てられた子どもの典型的な行為です。
長男は勉強を押し付けられていると感じていたのではないでしょうか。これまでの子育てに対する長男からのメッセージと受けとめてください。
お菓子を買うお金がないわけではないのに万引きをした原因は、親からのストレスと考えられます。「なんで万引きなんかしたの!?」と、責めてはいけません。万引きの行為を正すことは必要ですが、長男を追いつめたり、責めることは、百害あって一利なしです。
ご主人にはありのままを話した上で、これからの子育てについて話し合うといいでしょう。まずは勉強以外のことで長男の良いところをきちんと評価して褒めましょう。子どもは自分の長所を自覚すると、夢をもつようになり、その夢が将来の希望や志になっていくのです。
そういう子は進んで勉強するようになります。たとえ壁に突き当たっても、乗り越えられる強い人間に成長するものです。今回のことを、お子さんたちの子育てを見直すきっかけにしてください。
【FMさがみ放送〔スコーレ・スコーレ・スコーレ〕より】