息子夫婦の危機に親ができることは
娘がおねしょ
【お悩み】:中学3年生の長男と小学5年生の長女、保育園年長の次女のお母さん、相模原市のちあきさん、46歳からの質問です。
近ごろ次女がおねしょをするようになりました。年少組の頃にはすでに夜のおむつも取れ、おねしょもしなくなったのですが、ここのところ何日も続いています。
保育士に園での様子を聞いたこところ、みんなと仲良く遊んで、食事も残さず食べる。とくに変わったところはないそうなので、園で嫌なことがあった訳ではないみたいです。
ところが先日、保育園でもおもらしをしてしまいました。
相当ショックだったのか「保育園に行きたくない」と言い始めています。
わたしはパートの仕事をもっているので、保育園を休ませるわけにもいきません。
今はなんとか園に行かせていますが、この状態が続いて、4月から小学校に行きたがらなくならないか不安が募ります。行けたとしても小学校生活に影響が出ないか心配です。
どうすればおねしょが治り、もとの元気な次女に戻れるでしょうか。
【アドバイス】:ご長男の高校受験で家中がピリピリした雰囲気になっているところに次女さんのおねしょの問題。心配ごとが重なりますね。
おねしょの原因は泌尿器系の異常など、いくつか考えられますが、「親からの愛情が不足している」こともそのひとつといわれています。
子どもは、不安やストレスを抱えると、ことばや行動、ときにはからだの異常で、SOSのメッセージを出すことがあります。
次女さんは保育園の年長さんなっておねしょが再発したということなので、泌尿器系の原因ではなく別の要因があると思います。
たとえば、受験を控えているご長男にばかり目が向いていませんでしたか。
ちあきさんは次女さんに愛情を注いでいると思っていても、その愛情がじゅうぶん伝わらなかった。
つまり、次女さんは愛情不足になっていたのです。
「おにいちゃんばかりかまっていないで、もっとわたしを見て」と、お嬢さんは感じていたと思います。
その気持ちが、おねしょというかたちになってあらわれたのではないでしょうか。
これからは、きょうだい全員に心を配り、1日1回は次女さんをギュッと抱きしめて笑顔で「お母さんはあなたが大好き。お母さんの宝物よ」と、ちあきさんの愛情を伝えてください。
お母さんからたくさんの愛情を注がれれば、次第に心も安定してきます。
気持ちが落ち着けばおねしょもおさまり、元気なお嬢さんに戻るでしょう。
【FMさがみ放送〔スコーレ・スコーレ・スコーレ〕より】