生活態度がルーズで口答えをする中3の娘
小6女受験勉強をはじめてから元気のない娘
【お悩み】:小学6年生の女の子のお母さん、相模原市のあきこさん、43歳からの質問です。
娘は3年生のときから女子のサッカーチームに入っています。先輩たちが後輩の面倒をよくみてくれて、雰囲気のいいまとまりのあるチームです。
特別強いとはいえませんが、娘にとってはみんなで楽しくサッカーを出来ることがなによりうれしいようです。
5年生になって、娘は中学受験のため週2日学習塾に通いはじめました。
そのうちの1日はサッカーの練習日と重なるので、練習を休ませるようにしました。
さらに土曜や日曜は公開テストなどで、試合を欠席することも増えました。
そのころからでしょうか、試合のあった日は、その結果や自分のプレーを、目を輝かせながら話してくれた娘から、笑顔が消えてしまったのです。
これから約1年、受験にむけて勉強を頑張らなければいけないのに心配です。
娘が元気と笑顔を取り戻すために、わたしは何を心がければいいでしょうか。
【アドバイス】:これまで生き生きした表情でサッカーの話をしてくれたお嬢さんから笑顔が消えたことは気がかりですね。
大事な点は、中学受験はお嬢さんの意思なのか、それとも親の意向によるものなのか。ここが大きなポイントです。
お嬢さんが「中学受験をする」と言って学習塾に通っているのであれば、勉強で壁に突き当たっているのでしょう。
しかし、親から受験をすすめられ塾通いをして、そのためにサッカーを休まなければならなくなったことが原因で笑顔が消えたのであれば問題です。
勉強はその字のとおり「強いて勉めなければならない」という、大半の子どもにはつらい行為です。
対してお嬢さんにとってサッカーは、勝利を目指し、勝った嬉しさも負けた悔しさもチームメートと共に分かち合える大変楽しいスポーツです。
そのサッカーを勉強のために休まなければならない。
気持ちも沈むでしょうし、周りはどんどんうまくなりますから、試合に出ても以前ほどのパフォーマンスができなくなっているはずです。
自分の思うようなプレーができない。お嬢さんにとってそれはつらいことだと思います。
これでは勉強にも影響が出てしまいます。
ぜひ一度、ご主人を含めて親子で話し合い、お嬢さんの気持ちを確かめてください。
もしお嬢さんが「みんなとサッカーをしたい」と答えたら、その気持ちを優先させてあげるのがいいと思います。
勉強では得ることのできないたいせつな何かをつかむでしょうし、親にとっては子どもの笑顔がなによりの宝物なのですから。
【FMさがみ放送〔スコーレ・スコーレ・スコーレ〕より】