2024.04.04
友だちを叩く一人っ子の2歳娘
【お悩み】: 幼稚園児の長男は、近所の人や友だちのお母さんに挨拶ができません。
私に言われてやっと小さい声で言う始末。先が思いやられます。
【アドバイス】:少子化や核家族化の進行に伴い、オートロックマンションの増大など、家族 以外の人とふれあう機会が減少傾向にあることは否めません。
このような状況にあっても人は人間社会の中で生きていくものです。
そこで大切なのはマナーです。
「マナーの出発点は挨拶から」と、スコーレでは提唱しています。
挨拶は、自分と自分以外の人とのコミュニケーションの第一歩です。挨拶は、下から上にするというものではありません。
朝、子どもが起きてきたら、まず、お母さんが笑顔で「○○ちゃん、おはよう」と挨拶しましょう。子どもはこれだけで元気になれるといわれます。
反対に「おはようは?」と催促していませんか。
1回聞いても言わないからと段々と語調がきつくなり、表情も険しくなっていないでしょうか。“躾”は最初、お母さんが言って聞かせて、お手本を見せてあげることからはじまります。
子どもはそれを真似て、習慣化していくものです。
“躾”が“おしつけ”になっては身につきません。
お母さんが笑顔で挨拶を交わしているのを見て、子どもは人とふれあうことの楽しさを覚え、 友だちになるチャンスを得ることでしょう。
子どもさんが自分から挨拶ができたとき、満面の笑顔で誉めてあげてくださいね。
【月刊「すこーれ」285号〔子育て一口アドバイス〕より】