2024.04.13 生活アドバイス | 地域問題

隣家からのクレームに悩む

【お悩み】35歳の専業主婦です。結婚後は夫の両親と同居でしたが、半年ほどで夫が転勤となり、別居しました。

1年前に本社勤務となり、再び同居の話があったのですが、何かにつけて小言をいう義母と暮らす自信がありませんので、夫に無理をしてもらい、現在の住まいを買いました。
子どもは小学校5年と2年、幼稚園年長組の男の子3人です。

半年程前、隣家の奥さんが

「子どもの遊ぶ声がうるさい。庭で遊ばせるな」と言ってきて以来、

何度か同じクレームがありました。

 

苦情になるほどの騒ぎはしていないと思いながらも、そのたびに謝ってきました。
隣家では、一人息子が1年ほど不登校になっています。

引っ越してきた当時は一緒に遊んでいましたが、子ども同士の小さなトラブルが何回かあってからは、遊ばせていません。

 

最近は、子どもたちの姿を見ると「外で遊ぶな」と怒鳴るようになりました。

ご近所は「あの人が変っているのよ。気にしないようになさい」と言ってくれますが、子どもが「また言われるよ」と気にするようになっています。

夫に相談すると、「俺が言いに行ってくる」と言いますが、もっとこじれて、事件にでも発展するような事になったらと、二の足を踏んでいます。
どうしたら、いいでしょうか。

 

 

【アドバイス】:挨拶を心がけ、自分づくりを

 

ご近所とのトラブルは、主婦にとっては頭の痛いことです。
子どもがその原因となると、なおさらですね。お察しします。

あなたの家庭を鏡に映してみましょう。

 

若くして庭付きの住宅を持ち、家族思いのご主人がいて、子どもの元気な声が響いている。
核家族の気楽な生活であり、近所との折り合いも良い。多くの幸せに囲まれていますね。

お隣はどうでしょう。一人息子が1年近くも不登校で、イライラは募るばかり。

沈滞した家の雰囲気を変えることもできず、

心を開いて話を聞いてくれる友人も無い。

そんな八方塞がりの状態から、あなたの家に対して苦情を寄せるのではないでしょうか。

相手を思いやり、自分の幸せを噛みしめられたら、寛大になれるはずです。

しかし、相手を変えることはできません。こちらが変わることです。
良いコミュニケーションづくりを始めましょう。

 

人間関係の第一歩は挨拶からです。どんな時にも笑顔で、こちらから挨拶をしましょう。

相手が返してこなくても態度を変えずに、やり続けることです。

そして、プラス志向の自分づくりのために、「美味しい。綺麗ね。嬉しいわ」等の快感覚の言葉をふだんから口に出し、自分の良い所を認め、誉めてください。

そうすれば自信を持ち、心に余裕ができただけ、相手を受け入れることができます。

 

隣家とのことは、ご主人にお願いすると良いでしょう。家庭の柱であるご主人同士が良い関わりを持つことが、さまざまなプラス効果をもたらし、解決への近道となります。

【月刊「すこ~れ」 247号 〔すこ~れ相談室〕より】

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