スコーレの語源と名誉会長挨拶

「スコーレ」とは、今日の”スクール”の語源となるギリシャ語です。学び、遊び、余暇という、3つの異なった意味を、たった一言で表す言葉です。
今から二千数百年前、当時のギリシャ人たちが、この言葉に込めた思想は、彼らの幸福感の中心をなす哲学であり、それを実現する上での優れた生活習慣、それが「スコーレ」であったのです。

つまり、人間はただ働くだけでなく、人間としての資質を高めるための「知的な時間」を持つことが、最高の幸せなのだ、と彼らは考えていました。 古代ギリシャを代表する思想家がソクラテスです。彼のような人物を生み出した遠い昔の人々の生活習慣は、今日私たちが自らの生きかたを考えて行くための生涯学習のあり方に対して、重要な示唆を与えてくれます。

私たちの公益社団法人スコーレ家庭教育振興協会は、生涯学習団体として、古代ギリシャの優れた生活習慣を”現代のスコーレ”として甦らせ、独自の教育システムとカリキュラムによって、人間としていかにより良く豊かに生きるかを学ぶ自己教育の場を提供しています。

名誉会長挨拶

人生の価値に目を向けた生き方を

 

 公益社団法人スコーレ家庭教育振興協会
 名誉会長 永池榮吉

 

スコーレ創立時から私は、日本人の心の再生、とくに教育の根幹をなす家庭の重要性について訴えてきました。たとえば、「子供を育てるうえで大切なことは、目先の成績の良し悪しよりも『性格の良い子』を育てることである。性格が良ければ自分からすすんで勉強するし、たとえ勉強が苦手でも他の分野で伸びる」と。最近になってその警鐘が真剣に受け止められるようになりました。いま私たちは、危機的な状況にある日本の現実が日本人の生き方へのメッセージを持っていることに気づくべきです。これまでの物質的・経済的価値に偏った生き方を修正し、人生の本当の価値に目を向けた生き方に目覚めるべきなのです。真に価値あるものに従った豊かな生き方――人生の美学こそが、私たちの幸福の基礎となるのです。

 

プロフィール

 1939年北海道生まれ。1980年7月、21世紀における生涯学習社会の到来を予見し、スクールの語源<スコーレ>(ギリシャ語)にちなんで『国際スコーレ協会』を設立し、同会長に就任。1999年8月法人格を取得し、『社団法人スコーレ家庭教育振興協会』会長に就任。2005年、教育学博士。2014年4月、内閣総理大臣より新制度に基づく公益法人の認定を受け、『公益社団法人スコーレ家庭教育振興協会』会長に就任。2024年、同協会は創立44周年を迎える。

 NHK「ラジオあさいちばん」、NHKテレビ「視点・論点」に出演。学術団体(日本家庭教育学会・日本学際会議他)での講演や機関誌発表など多方面で活躍中。

 公益財団法人日本ユニセフ協会顧問、一般財団法人アジア平和貢献センター評議員、日本家庭教育学会顧問など。  
 著書は『こころの添木』『生き方の基本』『生きる強さを育てる家庭の底力』『一語一会』『豊水詞集』など多数。

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