2024.01.01
認知症の両親が同居を訴える
【お悩み】: 小学5年の息子は、いまだに毎晩絵本を読んできかせ、その後一緒に寝ないと
眠れません。少しおかしいのでは…と対処に悩んでいます。
【アドバイス】: 子供にとってお母さんほど慕う対象はありません。
そしてこの心は何歳になっても失われないのです。
その心にどれだけ応えてやれるかが大切なことなのではないでしょうか。
お母さんを求める心の中に、時として深いところで淋しさを引きずっていたり、
あるいは学校や友人間でギクシャクすることがあって、心身ともに疲労を感じていることがなきにしもあらず。
いずれにしても、母親として子供の気持ちがわかるお母さんでありたいものです。
その手段として、子供の成長や年齢に応じて、コミュニケーションのとり方を変えていくことが良い場合もあります。
時には5年生の息子さんに本を読んでもらい、お母さんが聞く側にまわるといった
逆の立場をとってみてはいかがでしょうか。
一日中使った人間の体の手足は、案外疲れているものです。
添い寝をするよりも、息子さんの足や足首、背中などを愛情込めてさすってあげてください。
その時、息子さんの一言ひとこと、どんな話にも耳を傾けてあげてください。
そうすることによって心は安らぎ、お母さんの手の温もりがパワーとなって、明日への活力を生み出していくと思います。
【月刊「すこ~れ」 316号 〔子育て一口アドバイス〕より】