2024.05.30
人との会話が苦手
【お悩み】:生後5ヶ月の娘はいつも同じ方を向いて寝ています。
このままでは頭の形が悪くなるのではと心配です。どうしたらよいでしょうか?
【アドバイス】:赤ちゃんの発達で最初に注目されるのは首据わりです。
いつも同じ方向を向いて寝る赤ちゃんは、首の付け根の中心が硬くなっています。
生まれて3ヶ月経った頃の大人の抱き方の癖で、右向き・左向きのどちらかに傾く癖をつけてしまう場合が多く、真正面に向けない赤ちゃんも多く見かけます。
背筋に対して左右対称な姿勢の赤ちゃんを
向き癖の予防として、生後間もなくから二つ折りにしたタオルを頭の下に枕代わりにし、両端からくるくる丸めて頭をまっすぐ上に向かせ、おでこ、鼻、口、おへそが一直線になるよう寝かせます。
首を正面に保つことができると背筋がしっかりします。
すると赤ちゃんの手足の力が抜け、大の字で眠ります(寝ている間に自分で動くのはOKです)。
この時期に体の力を抜く体験が大切で、首が硬いと一方だけに寝返ったり、寝返り以降にも片半身を縮める癖がつき、片方の足が流れるような変形ハイハイをするようになります。
同じ方向を向いて寝ると頭の形も悪くなりますし、赤ちゃんの身体づくりと深く関係するのでお試しください。
【月刊「すこーれ」324号〔子育て一口アドバイス〕より】