2024.04.11
夫との生活に息苦しさ
【お悩み】:三歳の息子は、小学一年のお姉ちゃんのまねばかりします。お姉ちゃんが学校で覚えた悪い言葉や行動までまねして困っています。
【アドバイス】:「学ぶ」は「まねる」ことから始まり、教育の出発点と言えます。生まれて間もない赤ちゃんでもお母さんのまねをし、年齢が進むと子供同士の間でも見られるようになります。
下の子にとって上の子は、まさにまねて学べる存在です。
その昔、わが家でも長男が「変身! シュワッチ!」とソファーから飛び降りると、二男、三男もまねして次々に飛び降りる微笑ましい光景をたびたび見ました。お兄ちゃんを先頭に、金魚のフンのようについていた弟たちは、何を言ってもお兄ちゃんを崇拝し、よい兄弟関係が築かれていたのだと思います。
そうした遊びの中で子供たちは、まねをしながら子供の心を発達させていくものです。
小学一年生ともなると、友達から良いことも悪いことも仕入れて家に持ち帰ります。これも下の子にとって魅力的に思えるものです。
大事なのは、お母さんと上の子との間に、信頼関係が結ばれているか否かです。良い関係にあれば、悪い言動は一過性のものとなり、あまり心配する必要はありません。母子間がうまくいっていないと、上の子は下の子の前でわざと悪いことをしてお母さんを困らせようとします。
【月刊「すこ~れ」 350号 〔子育て一口アドバイス〕より】