引っ越しをしてから娘が元気をなくした
2歳長男だだをこねる
【お悩み】:2歳8ヵ月の長男と6ヵ月の長女のママ、町田市のゆかりさん32歳からの質問です。
ふたりとも小さいので目が離せないのですが、授乳やオムツの交換などで
どうしても下の子を優先して、長男のことがあとまわしになってしまいます。
息子が抱っこを求めてきたり甘えてきても、「おにいちゃんだから少し待ってね」と、ガマンをさせています。
以前はわたしの言うことを素直に聞いていましたが、最近は言うことを聞かず、ダダをこねるようになりました。
泣きながら授乳やオムツ交換の邪魔をすることもあります。
そんなときは、つい「なんでママの邪魔をするの」と叱ってしまい、
気持ちに応えてあげられず、ガマンばかりさせて、息子には申し訳ないと思っています。
長男を悲しませないために、わたしは長男にどのように接すればいいですか。
【アドバイス】:幼いふたりの子どもの育児はただでさえ大変なことなのに、上の子がダダをこねてお母さんを困らせるとなると、疲れも倍増します。
ご長男はこれまで、お母さんの愛情をひとり占めしてきましたが、妹が生まれたことでライバルが出現したのです。
親の愛情をめぐって上の子が下の子にライバル心を抱くことは、よくあります。
このような場合は、上の子の思いを優先して受けとめてあげることです。
抱っこを求めてきたなら、やさしい笑顔でギュッと抱きしめて
「あなたが大好き、あなたはお母さんのたからものよ」と、伝えてください。
お母さんの愛情が子どもに伝わり、心が満たされれば、子どもは自分から離れます。
下の子が眠っているときなどには、お母さんからご長男に声をかけてください。
そして愛情を注ぐことといっしょに、
「妹におっぱいをあげているあいだ、ちゃんと待つことができて偉かったね。
やっぱりおにいちゃんだね。すごいよ」
「ごはんのとき、お箸の準備をしてくれてありがとう。
お母さんとても助かったわ。さすがおにいちゃん」
などと、出来たことをたくさん褒めてあげるのです。
おにいちゃんとしてお母さんから褒められると、上の子としての自信と自覚が芽生えてきます。
そうすれば
「もっとお母さんの役に立ちたい」
「妹の面倒はぼくがみるんだ」
と、気持ちが前向きになり、ダダをこねたり邪魔をしてお母さんを困らせることも少なくなっていくでしょう。
【FMさがみ放送〔スコーレ・スコーレ・スコーレ〕より】