2015.11.17
深層心理を子は共有する ~小川健次の子育てセミナー④
【お悩み】:小学三年の長女は、色いろな習い事をしたいようです。どこまで聞いてやればよいでしょうか? 途中で辞めるのでは、と心配になります。
【アドバイス】:たいへんヤル気のある、素晴らしいお嬢さんですね。少子化や、小学校の英語授業の導入により、習い事も千差万別で多様化しています。
お嬢さんは自分でも何をやりたいのかわからずに困っているのではないでしょうか?
何が本当に好きなのか、見つかるまでには時間がかかります。まだ三年生ですから、友達からいい話を聞いたりすると、あれこれ興味が移るのでしょう。
習い事をさせるかどうかを決める前に、お嬢さんとお父さん、お母さんで話し合って、約束をしてからやりたいことをやらせてあげてはいかがでしょうか。答えを出すのはお嬢さんですから、信じて任せましょう。
金銭面など、大変なこともあるかもしれませんが、人生の何事にも無駄はありません。
両親が苦労して習い事をさせてくれたことにいつか気づき、感謝されることでしょう。
打ち込める何かを見つける日まで、余計な心配をせずに見守ってあげてください。
【月刊「すこ~れ」 367号 〔子育て一口アドバイス〕より】