2020.12.26 生活アドバイス | 子育ての悩み

つい、真ん中の長女にだけ手伝いを頼んでしまう

【お悩み】:三人きょうだいの真ん中で小学五年の長女にばかり、ついお手伝いを頼んでしまいます。最近は笑顔がなく、口数が少ないのが心配です。

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【アドバイス】:反抗もせず、頼みやすい子についお手伝いを頼んでしまうのは、どこの家庭でもよくあることです。とくに三人きょうだいの真ん中は、上と下に挟まれ、あまり自己主張をせずに我慢してしまう性格の子が多いようです。

ご心配されているご長女の態度の変化は、お母さんにもっと自分の気持をわかって欲しい、認めて欲しいというサインでしょう。

思春期の入り口に立った今、これまでのように親の言うことを素直に聞いてくれない部分も出てくるかもしれません。

まず、お手伝いを頼んだ時は、「いつもありがとう。あなたのお蔭で助かっているわ」と、感謝の気持を必ず伝えてください。そして、他のきょうだいのいない、二人だけの時間を作るように心がけてみてください。家事をやりながらではなく、散歩や買い物、食事など、二人きりで外出してもよいでしょう。

大切な時間を自分のために使ってくれたお母さんに愛を感じ、失いかけていたエネルギーが充電されます。大切なことは真っ先にお母さんに伝えたいという気持になり、やがてご長女に笑顔が戻ってくるでしょう。

【月刊「すこーれ」369号〔子育て一口アドバイス〕より】