母の看病を弟嫁に批難されて
受験勉強中の小5の長男 親に嘘をつく
【お悩み】:小学5年生、男の子のママ、相模原市のたみえさん45歳からの質問です。
小学5年生の長男は私立中学を目指して学習塾に通っていますが、近所のお母さんたちから
「夜の7時ごろ、いつも駅前の本屋で立ち読みしている」と言われました。てっきり塾に行っていると思っていたので動揺しています。
今後どのように長男に接していけばよいでしょうか。
【アドバイス】:親の目の届かないところでの長男の行動を、お母さん方から聞かされて、さぞショックだったことでしょう。
まじめに塾へ通っていると思っていただけに裏切られたような気持ちになり、ついあれこれ問い詰めたくなるものですが、まずは長男の言い分をじっくり聞いてあげましょう。
塾に行って、大勢のライバルに囲まれてみっちり勉強、疲れて帰宅するまで、長男はどんな気持ちで過ごしていたのでしょうか。
その気持ちに共感してあげることが、今はいちばん大切です。
また、私立中学への進学は、長男が望んで決めたことでしょうか。中学受験は、親の思いが強く影響します。もしかしたら長男は、あなたがた両親の気持ちになんとか応えようと、気が向かない塾に嫌々通っているとも考えられます。
これから思春期に向かうにあたり、ますます親には見えないことが多くなります。「塾に行かない」というサインを出してきた長男はエネルギー不足、お子さんのすべてを受け入れ、「スキンシップ」「笑顔」「プラスの言葉がけ」この3つの心の栄養で長男の心を満たしてあげてください。
いままでは子育ての主役はお母さんでしたが、これからは子どもの社会性を育てるお父さんの出番です。ご主人にはそのことを理解してもらったうえで、長男の相談にのるなどコミュニケーションを心がけてもらいましょう。
【FMさがみ放送〔スコーレ・スコーレ・スコーレ〕より】