退学した長男がパソコンに熱中
挨拶をきちんとできる子にしたい
【お悩み】: 小学2年生の女の子のお母さん、相模原市のあさこさん40歳からの質問です。
娘は外で近所の方に出会っても、わたしの後ろに隠れたり下を向いてしまい、挨拶ができません。
「挨拶は?」と促しても恥ずかしがって、元気よくは出来ません。
「おはよう」「行ってきます」「ただいま」「おやすみなさい」家では言うこともありますが、言わないときのほうが多いです。
学校や地域でも挨拶運動を推進していますし、「挨拶はマナーの基本」だと、聞いたことがあります。
挨拶がきちんとできる子になってほしいのですが、娘にどのように教えればいいでしょうか。
【アドバイス】: 街なかや道端で知り合いとばったり会ったとき、わが子が挨拶をしないと、思わず「ほら、ちゃんと挨拶しなさい」と、催促してしまうお母さんは多いと思います。
まずは、家族同士が挨拶を出来るようにすることです。それには、子どもに挨拶をさせようとするのではなく、お母さん自らが率先して、家族に挨拶することを心がけましょう。
朝は誰よりも早く起きて身支度を整え、起きてきた家族一人ひとりに、にっこり笑って「おはようございます」。子どもには「おはよう」と挨拶します。
お母さんが家族みんなに朝の挨拶をする姿を見せるのです。そのうち、わざわざ子どもに「朝の挨拶は?」と言わなくても、子どもから「おはようございます」と挨拶をしてくるようになります。
家庭内で挨拶の習慣が身につけば、外で人に会っても、元気に挨拶ができるようになるでしょう。
相手から「ちゃんと挨拶が出来るのね。えらいわね」と、褒められると、子どもは嬉しくなって、すすんで挨拶をするようになるものです。
家族同士の挨拶の積み重ねがあって初めて、外でも挨拶ができる子になっていくのです。
挨拶は「おはようございます」ばかりではありません。
「こんにちは」「こんばんは」
「行ってきます「ただいま」
「さようなら」
「お帰りなさい」
「いただきます」「ごちそうさま」
「おやすみなさい」
「ありがとうございます」
「ごめんなさい」
お子さんに挨拶をさせることよりも、親がしっかりと挨拶することを続ければ、子どもにもその習慣が身につくものです。
【FMさがみ放送〔スコーレ・スコーレ・スコーレ〕より】