離婚し、孤独の中での子育てに悲観
小5の女の子 成績が下がりテストを隠した
【お悩み】:小学5年生の女の子のママ、座間市のかおるさん36歳からの質問です。
5年生にもなると勉強が急に難しくなるのでしょうか、娘の成績がガクッと落ちました。
4年生まではどの教科も、テストの点数は90点以上が当たり前だったのが、
それだけならまだしも、テスト用紙を机の引き出しなどにしまい込んで、わたしに見せないこともあるのです。
中学生になると、さらに点数が10から20点ほど下がると聞いたことがあります。
いまからこのような点数をとっていて、今後勉強についていけるのか不安です。
内緒でテストを隠していたこともショックです。
学校から持ち帰ってきていないテストもあるのではないかと思ってしまいます。
娘にどのような対応をとればいいでしょうか?
【アドバイス】:これまでは、テストの点数はいつも良く、それなりの成績もとっていたようですね。
ところが5年生になった途端に下降気味とのこと、さらにテスト用紙を隠していたとなると、かおるさんも気が気でないですね。
悪い点数のテストは親に見せにくいもの。
隠したくなるお嬢さんの気持ちも理解できますが、なぜ、かおるさんに見せなかったのでしょうか。
これまでかおるさんは「どうしてこんな簡単な問題ができなかったの」 「計算ミスして、もったいない」 「もうすこし頑張れば評価が〝良い〟になったのに」など、出来なかったことに対して、お嬢さんにマイナスの言葉をたくさんかけていませんでしたか。
日ごろから、親が子どもにあれこれとうるさく言うと、子どもは叱られないような行動をとるようになります。
お嬢さんは怒られたくないから、とくに点数の悪いテストは隠したのでしょう。
では、どうしたらいいか。
「褒めて育てる」のです。
子どもには常に前向きな気持ちで語りかけてください。
たとえテストの点数が良くなくても、正解した問題については、
「よく解けたね」
間違ったところは、
「これはお母さんにもむずかしい問題だわ」と、子どもに救いの手を差しのべるのです。
たとえば、60点のテストだったら、60点しかとれなかったことを責めるのではなく、できた問題を「ここはよく出来たね」と、子どもの頑張りを認め、60点もとれたことを褒めてあげましょう。
間違った問題はもう一度挑戦して、できるようになればいいのです。
それだけでも、子どもは元気になって「つぎは頑張ろう」という気持ちになります。
親の接し方ひとつで子どもはやる気を出しますし、反対に失くすこともあります。
マイナスと思われる出来事でもプラスの気持ちで接すれば、子どもは隠しごとをしないようになるものです。
【FMさがみ放送〔スコーレ・スコーレ・スコーレ〕より】