小3長男食事に集中できない
3歳の息子を叱りすぎてしまう29歳母
【お悩み】:3歳の男の子のママ、座間市のとしえさん29歳からの相談です。
わたしはちょっとしたことでつい息子をきつく叱(しか)ってしまいます。
息子が食事中に食べ物をこぼすと、「なんでこぼすの! もう3歳なんだからこぼさないで食べなさい」
テレビを近くで観ていると、「近くで観たら目が悪くなるでしょ! もうすこし離れて観なさい」
遊んだおもちゃを片づけなければ、「なんで片づけないの! 出したおもちゃはちゃんとしまいなさい」
ほかに言い方はあるはずなのに……。
しょんぼりしたり、泣いてしまう息子の姿を見るたびに、すぐに怒鳴って悲しい思いをさせて申し訳ない気持ちになります。
なんでもすぐに大きな声を出してしまう自分にも嫌気が差します。
どうすれば息子の行動にいちいち怒らないわたしになれるでしょうか。
【アドバイス】:3歳ともなれば、親の言うことを素直に聞かないこともあるでしょうし、いたずらをすることもあるでしょう。
子育てはなかなか親の思いどおりにいかないものです。
そうすると親はイライラして、ちょっとしたことでもつい怒ってしまい、「おもちゃはちゃんと片づけないとだめでしょう!」
「なんでママの言うことが聞けないの!」などの言葉を子どもにぶつけてしまいます。
子どもをすぐに怒る親は、親自身が小さいころ褒(ほ)められたことが少なく、自分に自信を持てない人が多いようです。
幼いときから、「なんで片づけができないの」 「どうしてこんな点数しかとれないの」 など、否定的な言葉ばかり言われて育てられると、自分が親になったとき、わが子に対して無意識に同じような接し方をしてしまうのです。
この状況を変えるには、「わたしには、生まれもった長所がある」。
そのことを親が認識して、自分に自信を持つことです。
ご自身の長所に気づいてください。
ポイントは見た目や性格、能力など。
「指先がきれい」「やさしい」
「よく気がつく」「すぐに行動に移す」
「料理が得意」「毎日きちんと掃除をする」
普段気にしていなくても、たとえ小さなことに思えても、これらは立派な長所なのです。
自分の長所を認識できれば自信がつきます。
そうすれば、子どもの長所を褒(ほ)めることができるようになり、短所を責めることが少なくなります。
子育てとは、その子の中にあるすばらしい原石をひかり輝かせることです。
としえさんも自分の長所を自覚して、お子さんの可能性を引き出してください。
【FMさがみ放送〔スコーレ・スコーレ・スコーレ〕より】