長男の暴力に悩む
中1男子スマホに夢中
【お悩み】:中学1年生の男子のお母さん、座間市のみきさん、44歳からの質問です。
息子はスマートフォンを6年生のころから欲しがっていたのですが、中学生になったときに初めて持たせました。
・塾と英会話で週3日、帰りが遅くなるので、連絡のために必要性を感じたこと
・格安スマホも登場していたので、これまでと比べて家計への負担が軽いこと
・クラスメートの半数ちかくが持っている
これらが持たせた理由です。
ところが、スマホを手にしてからは、かたときも離さず、コミュニケーションアプリで友達とのやりとりやゲーム、動画を観てばかり。夜寝る時間も遅くなっています。
勉強にも身がはいりません。塾に通っているにもかかわらず、成績が学期ごとに落ちています。
スマホを持たせたことで、生活のリズムが崩れ、成績にも影響を及ぼすことになってしまいました。
このまま持たせていいものかどうか悩んでいます。
【アドバイス】:お子さんとの連絡ツールとして必要性を感じてスマホを持たせたのに、思わぬ悩みが生じてしまいましたね。
スマホには便利な機能が備わっているので、ゲームや動画、音楽、通信アプリを使ったコミュニケーションにハマってしまうケースが報告されています。
息子さんの場合、小学生のころから欲しがっていたスマホを、ようやく手にしたわけです。
時間を忘れて楽しい機能に夢中になってしまうことはある程度想像できます。
精神的にとても不安定な時期で、判断能力もじゅうぶんに備わっていない中学生は、トラブルの心配もあります。
だからこそ、親がしっかりとスマホの管理をしなければいけないのです。
そのためには、家庭でルールをつくることが大切です。
たとえば「食事やお風呂、勉強など、やるべきことをすべて終えてから、夜9時半まで使っていい」というルール。
「9時半まで使っていい」ではダメです。なぜなら、その時間までスマホばかりいじって、ほかになにもしなくなりますから。「すべて終えてから9時半まで」が重要なポイントなのです。
「寝るときはスマホをそばに置かない」などの約束事も決めるといいでしょう。
約束を守らないと、スマホを取り上げられるくらいの意識を子どもに植え付けることが必要です。
スマホを持たせることで、息子さんに責任と自覚を与え、ルールや約束を守らせる絶好の機会ととらえましょう。
子どもは大人よりスマホの扱いに慣れていますから、「この機能を使うにはどうすればいいの」というふうに親から近づけば、スマホをつうじた親子のコミュニケーションも図れます。
【FMさがみ放送〔スコーレ・スコーレ・スコーレ〕より】