2024.03.30
友人親子の訪問がうとましい
【お悩み】: 幼稚園年中の男の子は、幼稚園や家族での行事など、大事な時に限って急に
発熱し、そのつど中止や留守番になってしまいます。
【アドバイス】:人は、この世に誕生してくる時には誰もが間違いなく“天性”という大切な“宝物を持って”生まれてくるといわれます。
初めての親子の対面のよろこびはひとしお。
しかし、どんな感動体験も年月と共に少しずつ変化し、子どものよいところがかくれ、
悪いところが目立ち、接し方が問題になってくるのです。
毎日の食事は気をつけていても、精神面、つまり“心のミルク”を欠乏させていることを知らずに生活していませんか。
たとえば、朝起きた時から夜寝るまで注意することが多く、子どもが考え、行動する間も与えず自分の思いで接していませんか。
母親たちは一日に少なくとも100回、多いと500~600回も注意しているといわれます。
子どもが成人するまでの間に人と関わる中で、母親との接し方は人格形成としては重要な意味を持ちます。
母親に認められ、常にほめられることによって“自分のことばで人に伝える”ことができるようになるのです。
“子育ては育自”といわれます。
子どもをどう育てるかよりも、親が手本となる生き方や生活の仕方を工夫し、改善していくことがちょうど良い時にちょうどよくなるのです。子どもも“立派な人格”を持っています。
まず、人とのかかわり方を学んではいかがでしょうか。
【月刊「すこーれ」293号〔子育て一口アドバイス〕より】