2024.03.31
リストラから家族がバラバラに
【お悩み】: 中学2年の一人息子は、朝なかなか一人で起きられません。小さい頃からずっとですが、いつまでも私が起こすわけにもいきません。
【アドバイス】:子どもの生活の仕方は、生まれてからの環境が大きく影響します。
朝起きることも小さい頃からの習慣です。
赤ちゃんの頃から両親と共に夜型の生活をしてしまった子どもは幼稚園や学校に上がっても朝の目覚めの悪さは続きます。
このケースの場合、お母さんも朝早く起きるのは苦手かもしれません。
1日の生活は朝のスタートが肝心です。朝が遅いとどうしても夜にずれ込んできます。
家族そろって生活改革をなさってください。
もう一つのケースは、過保護・過干渉です。
これは生活全般に口うるさく注意をしたり、先回りして子どもが出来ることもやってしまうと、自分で考えて行動することができない人間に育てているようなものです。
ですから、中学生になっても自分ひとりで起きようという意思を持てないのでいるのです。
二つのケースとも十年以上の悪い習慣が身についたものです。これは本人以上にお母さんの覚悟が必要です。
これまでの生活、子育ての改めるべきところは改めながら、お子さんの自覚を促したいものです。
理想は一切起こさないことですが、起こすにしてもせめて1回にとどめてください。
その1回に心をこめて、起こしてあげましょう。
その後は遅刻をしようがどうであろうが忍の一字です。
【月刊「すこーれ」283号〔子育て一口アドバイス〕より】