2024.04.04 生活アドバイス | 子育ての悩み

小食

【お悩み】: 5歳の男の子。他の子より一回りも小さく見えます。しっかり食べるよう勧めるのですが、あまり食べませんし、食べるのも遅いのです。

    

【アドバイス】: 隣近所のお子さんや、同年齢の子どもに比べて自分の子どもが見劣りすると、親として心配される気持ちは良くわかります。

少しでも多く食べて大きくなってほしいと願うのは当然だと思いますが、親の願いや期待が
大きいほど子どもはますます食欲をなくしていくという現象が起きています。

なぜ食べられないのか、なぜ食べたくないのか、ここはお子さんの気持ちになって考えてみましょう。

まず食が細いからと心配して、おやつを与えすぎていることはありませんか?

また、本来なら食は本能的な欲望ですが、お子さんの場合、その欲求が起こらないか、あるいは食事そのものが苦痛になっているようすはありませんか?

親御さんの「食べさせよう、食べさせたい」という思いが結果としてお子さんを追い詰めてしまうケースもよくあります。

お子さんがリラックスして食卓について「ゆっくり食べていいんだよ、お母さんたちは待って いるからね」と意思表示をして、食事が楽しいものだという演出をしましょう。

喜んで食べたものだけが血となり、肉となり、栄養となって吸収されていくのですから。

今、食の楽しさを感じさせてあげることが、これからの食を左右します。

【月刊「すこーれ」278号〔子育て一口アドバイス〕より】

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