2024.04.11 子育ての悩み | 暮らしでの悩み

毎日の生活に行き詰まりを感じる

【お悩み】:幼稚園に行っている娘と、二歳になる息子の母親です。

夫は会社員で真面目に働いています。

他に、夫の両親が同居しています。

義父母とは結婚当初から一緒に暮らしていますので、お互いに慣れたところもあり、

特別親しいわけではありませんが、現在仲良く生活しています。

家事はほとんど任され、義母があれこれ口をはさむこともありません。

 

ただ、幼い子どもの世話と一日の家事に追われ、なぜ私だけがこんなに忙しいのかと不満が消えません。313号相_200704_毎日の生活に行き詰まりを感じる

これといった喜びのない毎日で、夜になると心も体もくたくたになってしまうのです。

 

せめて夜に夫と団欒を、と思っても、帰宅した夫自身が一日の仕事で疲れきっている様子です。

とうてい私の話を聞いてもらえるような雰囲気ではありません。

 

結婚とか家庭とかいうものにもっと夢を持っていたのですが、それとは全くかけ離れた現在の生活に、行き詰まりを感じています。

心が休まり、充実した毎日を送るためには、どのようにしたらよいでしょうか。

 

 

 

【アドバイス】:褒めて励ますとお互いが元気に

毎日の育児や家事は、さぞ大変でしょう。

私も主婦としての長い経験をもっていますから、あなたのお気持ちはよくわかります。

世の中には、核家族でもっと気楽に暮らしている人も多いのですから、あなたの心のもやもやは当然のことでしょう。

 

 

ただ、あなたもお勤めの経験があるならおわかりでしょうが、世の中すべては段階を一段ずつ上がるようにできています。

若いうちは下積みをさせられ、それこそ雑巾がけをみっちりやらされるのが世の常です。

それをやりぬくことで、職場での実力を育てるわけです。

 

ご主人は、いまそこで頑張っておられるのでしょう。

あなたも同じです。

 

子どもが小さい時は、手がかかります。

子どもの言動は親の常識を超えてしまいますから、振り回されるのは当然です。

 

しかし、育児は最初の三年、五年が大事なのです。

この時にしっかり子どもと向き合うことで、その後の親子関係の基礎が作られるのです。

 

まず心がけることは、わが子の良いところをきちんと褒めることです。

一日に一度は「あなたはお母さんの宝物。お母さんはあなたが大好き」と語りかけましょう。

 

こうして子どもに喜びを与えるよう心がけていくと、子どももあなたに喜びを与えてくれるようになります。

子どもからもらう喜びは、大きなエネルギーをあなたにもたらしてくれるはずです。

 

同じように、帰宅後のご主人にも喜びをさしあげましょう。

たとえば「日ごろのあなたを見ていると、本当に努力家ね。私、尊敬するわ」といった妻のひとことで、男は元気になるものです。

 

相手に期待すると裏切られますが、こちらが喜びを引き出すかかわりを心がけると、

相手の喜びでエネルギーがもらえます。

そんな生き方に挑戦してみてください。

【月刊「すこ~れ」 313号 〔すこ~れ相談室〕より】

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