のんびり屋の小学校2年生長男が心配
次女の不登校と私の体調不良
【お悩み】: わが家は高校1年、中学2年の娘がいる4人家族です。
次女のことで相談します。
小学生の頃はとても活発で、中学校に入ってからテニス部に入ることをとても楽しみにしていましたが、中学1年の夏休み前から不登校となりました。
不登校になって最初は、ビデオを観てTVゲームばかりしていましたので
少しは外に出ることを勧めると、パソコン教室に通いたいと言っていたりしましたが、
これでは「引きこもり」になってしまうのではないかと心配です。
長女も中学生の時、不登校となりましたが、わずかな期間で立ち直った経験があります。
私は、結婚前からの仕事をずっと続けていますが、最近は私自身が疲れやすく、
朝起きて首が回らないことが時々あり、疲れがたまると不整脈になり、息苦しくなります。
そんなことで気持ちが体についていかず、不登校の次女にかける言葉も出てこないほどです。
本人は高校進学を希望していると言っていますが、学力がついていません。
今の状態をどのように打開すればよいのかわかりません。
【アドバイス】:解決を焦らず、総合的に問題を見る
次女の不登校の状態に加えて、お母さんの体調不良。
きっと毎日、晴れ間のない憂うつな時をお過ごしのことと思います。
まずはお母さんが今の体調を回復なさることが先決問題ですね。
何といっても家庭が明るくならなければいけませんし、そのためにも原動力となるお母さんが
長年働いてこられたことで生じるストレス、さらに、お子さんの不登校等による心労も
重なって、現在の症状に悩まされているのではないでしょうか?
基本的には、地球のリズムに合致したライフスタイル(早寝早起き)を維持することで、自分の生体エネルギーの働きを強め、自然治癒力を高めます。
それは、何事も建設的に考えることのできるプラス思考のパターンを身につけることです。
お母さんの前向きな姿勢は、家庭の雰囲気を変えていきます。
お子さんは、うながされればパソコン教室にもいってみようかとか、高校受験はしたいという
希望をもっていらっしゃるだけに、家に引きこもった状態での心の葛藤は大きなものがあるでしょう。
その苦悩にどのように理解を示し、共感して関わっていくかがポイントになります。
子どもの長所を見つける・認める、それを日常の会話の中でさりげなく演出していくことで、
お子さんの問題はどんなものであれ、一時的な解決に焦るのではなく、
親へのメッセージと受け止め総合的な視点からじっくりと取り組んでください。
【月刊「すこ~れ」 274号 〔すこ~れ相談室〕より】