仕事ばかりの夫に心が晴れない
PTA活動で悩む
【お悩み】:私は38歳の主婦です。
夫は45歳で大学に勤務していますが、昨年より3年間の予定でアメリカの州立大学に留学しています。
私は長年、フランスで生活したことがあり、フランス料理を勉強しました。
その経験を活かして、現在、料理教室を開き、いくつもの講座を持ち、多忙な毎日を送っています。
娘2人は中学3年生と1年生で、年の離れた長男は今年小学校に入学しました。
その長男の小学校で、止むを得ず、今年度初めて役員を引き受けることになりました。
学年部に所属することになったのですが、その部長がなかなか決まらず、やっと6年生のお母さんが申し出て決まりました。
私は次女の担任だった先生の推薦で
活動が始まって驚いたのは、部長になった人は気の良い人ですが、全くリーダーの資質のないことです。
年は私より4~5歳若くて世間知らず、PTA活動も未経験で基本的なことが分かっておらず、
言動にも一貫性がありません。
委員の間から不満の声が出始め、それももっともだ、と思うのです。
私はこのような人に出会ったのは初めてで、開校100周年のいろいろな行事を控えているこの1年間を、どう無事に役目を果たしたら良いのか悩み、憂うつな日々を過ごしております。
私の部長との関わり方について良きアドバイスをお願いします。
【アドバイス】:サブリーダーの役目に徹する
初めて役員となられたPTA活動で、思いがけない苦労をされ、大変ですね。
そのような状況の中で、部長をはじめ役員の皆さんが、この1年、無事に役割を果たし、楽しく過ごせるかどうかは、あなた次第です。
現実がどうあろうと、あなたが他の人と一緒になって部長の非を責めたり、不満を言えば、事態はますます混乱し、悪化するでしょう。
あなたは部長よりも年上で、社会的経験も豊かなので、温かい目と大きな心で部長を見てあげられませんか。
あなたが、常に部長と役員の良きパイプ役となることです。
役員の言い分を十分汲み取って部長に進言し、役員には部長の側に立って部長をフォローし、
部長を上手に演出するよう心がけられたらいかがでしょう。
幸い、部長は素直な人のようですから、あなたのそうした努力であなたを信頼し、何でも相談してくれるようになることでしょう。
そして、あなたは部長はじめ役員の皆さんから頼りにされる存在になっていくと思いますよ。
家庭でも、社会においても、トップと同じように重要なのはサブのあり方であり、いかに補佐するかです。
良き人生勉強と考えて、サブリーダーの役割に徹し、何事もプラス思考で、楽しく取り組まれたらいかがでしょうか。
【月刊「すこ~れ」 234号 〔すこ~れ相談室〕より】