生後6ヶ月きつい子育てを乗り切るには
登園拒否と妹に乱暴する次男
【お悩み】: 私は34歳の専業主婦。35歳の夫と8年前に職場結婚をして、今小学校2年生の
長男、幼稚園年中組の次男、6ヶ月になる長女、そして夫の両親と、7人暮らしです。
上2人の子育ての忙しさから幾分かは解放され、生活の中に自分の時間が持てるようになり、
介護保険士の資格を取得したり、習い事をしたり、充実した日々を過ごしていました。
ところが長女を出産した頃から、幼稚園に通園している次男が、風邪で園を休んだのをきっかけに、今日はおなかが痛い、明日はここと毎日起きると必ず痛いところがあります。
初めの頃はその都度病院に連れて行き、診察してもらいましたが、別に悪いところはないということでした。
そして園にいかなくてもいいとわかると、平気な顔で遊んでいます。
一ヵ月のうち十日くらいは行きますが、残りはどんなにおだてようが褒めようが動きません。
今一番困っているのは、幼稚園に行かないことよりも、眠っている長女を蹴飛ばしたり、上に
長女にとっては落ち着いた静かな時間をと願っていますが、次男に振り回されている状態で、
アドバイスをお願いします。
【アドバイス】: スキンシップと十分な言葉掛けを
結婚されて3人のお子さんに恵まれ、心身共に健康に恵まれ、健やかに成長されたらどんなにお幸せでしょうね。
これからもさまざまな問題が起こり、悩みは多々あることでしょう。
さて、幼稚園年中組の次男が通園を嫌がり、さらに幼い妹に乱暴して、あなたは心を痛めておられるとのこと、さぞお辛いでしょうね。
でも、次男ちゃんもあなたと同じくらい辛い思いをしておりますよ。
幼い小さな胸を痛めてお母さんにサインを送っていますね。
妹が生まれて、お母さんの目もお母さんのお膝も、お母さんの手も、みんな妹にとられちゃった!そんな言葉が聞こえてきませんか。
子どもは、お母さんにもっとかまってもらいたいというサインとして、乱暴をしたり、幼稚園を休んで注意を引こうとすることがあります。
さらに子どもは、お母さんに愛されたいという最も基本的な欲求を表わしているのです。
ですから、お母さんはその欲求に応え、満たさなくてはなりません。
手をつないだり、抱きしめてもらうと落ち着く子どもさんかもしれません。
その子どものタイプによって、お母さんの接し方をを工夫してみてください。
言葉で誉めてもらうだけでは足りない子には、十分なスキンシップを、とくに家庭生活に大きな変化が起こることがあります。
そんな時こそ、親は普段以上に子どもに気配りをし、子どもの側にいて子どもの話に耳を傾け、気持ちを受け止めてあげてください。
きっとたくましく、やさしいお子さんになりますよ。
【月刊「すこ~れ」 292号 〔すこ~れ相談室〕より】