2018.04.13 生活アドバイス | 夫婦の悩み

主人と意見が合わない

【お悩み】:私は39歳の主婦で、夫は42歳で市役所に勤めています。

子どもは長男が中学2年生、次男は小学6年生、三男は幼稚園年長の3人です。

 

長男をめぐって、私と主人が口論になることが多く、今では主人を尊敬できなくなって、何もかもがいやになってしまいました。

 

長男は中学生になったころから、食事を自分の部屋で摂ったり、家族旅行に行かなかったりと、家族との協調ができなくなりました。


最近では、親に口答えをしたり、ドアや壁を蹴るなど、乱暴な振る舞いが目立ちます。

何事にも飽きっぽく、根気もなくなり、高校受験に向けての学習意欲もありません。

 

このように長男の態度が変わったのを見て、夫婦で子どものやる気をなくすようなことばかり言っていたことに気づきました。

これではいけないと思い、直そうとすればするほど、私と主人の仲はうまくいきません。

主人はストレートに子どもをなじり、叱責します。

そして時には手を上げるのです。

 

私は、子どもにやる気を取り戻させ、長所を伸ばしてあげたいと思いますが、主人はますます長男を追い込んでダメにしていくように思われます。

 

最近では、主人を無視したり、にらみつけるなど、態度が極端に悪くなりました。
また弟たちに乱暴を働き、いじめます。

主人や長男に対し、私はどういう接し方をすべきか、よきアドバイスをお願いします。

 

 

【アドバイス】:夫婦の共感の世界を育てる

あなたは、夫婦でご長男の逃げ道をふさぎ、追い込んでいたことに気づかれたのですね。

 

しかし、あなたの子どもを思う心が厚く、ご主人は責め、怒っているから子どもを思う心が薄いとは、一概にいえません。

むしろ、ご長男に対する父親の心痛や、深い愛の心を、分かりやすく話してあげるのは、母であるあなたの役割です。

特に、思春期を迎えて自我に目覚め、自立しようと揺れ動いている今、子育ての主役は母から父へ、バトンタッチすべきです。

父親との共感体験を持てない子どもは、他者を否定する傾向になります。

 

父親は子どもにとって、座標軸のようなものです。

したがって、あなたがご主人を権威づけていくことが求められます。

朝顔を合わせたら「おはようございます」と挨拶し、出勤時と帰宅時は温かい応接を心がけるのです。

あなたがご主人に対して批判的な目を向けたり、否定的な意識をもつことは、ご長男を不安定にし、ひいては母親との信頼感までも失わせることになります。

ご主人を立てることでご主人との間に共感の世界を育てながら、父親像と母親像を演出していくことです。

 

子育ての基本は、夫婦のあり方にあります。

両親に仲がよいことや家の中が明るいことが子どもに安心感を与え、疲れを癒し、明日への活力を注入してくれるのです。

 

母親としてはご長男と心のふれあう暖かい共感体験をもつことです。

そこから自己肯定のエネルギーが生まれ、人生をたくましく生きる力がつくられていきます。

【月刊「すこ~れ」 237号 〔すこ~れ相談室〕より】