2024.03.30
優雅な暮らしも今は見る影もなく
【お悩み】:三歳の長男は、下の子が生まれたとたん、人前でも私のおっぱいを触るようになり、恥ずかしくて困っています。
【アドバイス】:下の子が生まれると、上の子が赤ちゃんがえりをするとよく言われますね。ご長男は下の子が生まれるまで三年間、お母さんや家族の愛情を独り占めしてきたのです。
それが突然、ライバルが現れ、みんなから「可愛い、可愛い」と愛される赤ちゃんがうらやましく、妬(ねた)ましく思うのは無理もありません。
ご長男の、「ぼくもまだまだお母さんに甘えたい。ぼくのことも忘れないで」というサインが、おっぱいに触れることなのでしょう。
家庭でがまんしている分、人前で行動に出て、お母さんを困らせるのです。
日頃、お母さんの方から「おっぱい触っていいよ。飲んでみる?」と声をかけてあげましょう。
お母さんが快く受け入れることで、自分の気持をわかってもらえたと安心し、満足できるでしょう。「恥ずかしいから、みんなの見ていないところでね」と笑顔を添えてください。
日常生活の中で、お兄ちゃんとしての自覚をどう育てていくかが大切です。
【月刊「すこーれ」371号〔子育て一口アドバイス〕】