2024.04.11
友だちのカードを盗って隠す長男
【お悩み】:四歳の一人息子はこだわりが強く、言うことを聞きません。私を困らせるためにわざとしているのではないかと、イライラしてしまいます。
【アドバイス】:親は時間を意識しながら行動することが多いものですから、登園時間やお出かけ前などにグズグズ言われると困りますね。ただ、時間の観念は大人と子供では違います。こだわりも、他のものに一切関心がなく、視線も合わせないような場合は、専門家に相談されるべきかと思います。
あなたのお子さんの場合は、子供なりの自己主張と思われます。目が届きすぎて、過保護・過干渉になってはいなかったでしょうか? 子供の目線ではなく、親の都合を優先させ、子供が遊びに乗ってきているのにやめさせたりすることが多くありませんでしたか?
子供は時間の流れに頓着なく、自分の世界に夢中になります。その時の目はいきいきしています。現在、一つのことに集中できない子供が多く、教育現場では問題になっています。
お子さんが夢中になっている時、どのようなことに興味を示しているのか、さりげなく関心を持って見守ってあげましょう。
こだわりの世界が広がった時、子供は次への興味の対象に向かって歩み出します。こだわりも一つの個性と受けとめてみましょう。
【月刊「すこーれ」374号〔子育て一口アドバイス〕より】