2024.04.18
愛息子に〝きらい〟と言われ落ち込む日々
【お悩み】:小2の長男はのんびり屋で忘れ物が多く、朝起こすことから身支度まで、声をかけないとできません。自分でやれるようにしたいのですが。
【アドバイス】:親は子供が心配なあまり、ついあれこれ言いたくなりますが、言ってよくなるのなら大半の親御さんの苦労はありません。
あなたは朝から晩まで、「早くしなさい」と何回言っていますか? 言うと安心、言わないと不安になるお母さんの心とは反対に、否定的な言葉を言われるほど、息子さんのやる気は削がれていくのです。
親から言われてやっとやるのでは、いずれ言っても聞かなくなります。息子さんのやる気を引き出すためには、「指示や命令」を極力しないことです。
また、息子さんは動作がのんびりしているとのことですが、「のんびり」は見方を変えると、「落ち着きがある」「おおらかである」と見ることができます。息子さんの短所よりも、長所を見つけてほめてあげましょう。
そして、できて当たり前と思わず、少しでも自分でできたと
きには、「一人で起きられてえらいね」「忘れ物しなくてよかったね」と評価してあげてください。お母さんからの励ましで、息子さんはやる気と自信を取り戻すことでしょう。
【月刊「すこーれ」379号〔子育て一口アドバイス〕より】