指示待ちの6歳息子
落ち着きのない中1長男と無関心な夫
【お悩み】:中1のひとり息子のお母さん、町田市のあけみさん44歳からの質問です。
息子は落ち着きがなく、ひとつのことに集中できません。
担任との面談で、いつもそわそわしていて、授業に集中できていない、と指摘されました。
忘れ物も多く、「教科書忘れた」と言って家に戻ってくることもよくあります。
もう中1なので、あまり言いたくないのですが、つい「だから前の日にちゃんと準備をしておきなさいって言っているでしょ」と、注意をしてしまいます。
夫はわたしに子育てを任せっきり、息子ともあまり関わってくれません。息子に落ち着きを持たせ、夫にも子育てに関わってもらうために、わたしはどのようなことを心がければいいでしょうか。
【アドバイス】:大切に育ててきたひとり息子は落ち着きがなく、ご主人は子育てに無関心、あけみさんのご苦労がうかがえます。
子どもに落ち着きがない理由のひとつとして、母親の子どもに対する過保護や干渉のし過ぎがあげられます。
母親がなんでもしてあげる、子どものすることにいちいち口を出す。このようにお母さんが過保護や干渉をし過ぎると、子どもは自分で考えて行動を起こすことが苦手になります。つねに注意されるので、自信も持てなくなります。
ご主人についてですが、妻は子どもが生まれると子どもを優先して夫のことは二の次になる傾向があります。ご主人は子育てに関心がないようですが、息子さんへの過保護・干渉のし過ぎが原因かもしれません。自分が息子に関して何を言っても妻は聞く耳をもたないと、諦めているのです。
子育てには母親と同時に父親も必要です。とくに思春期のこの時期は、子育ての主役を母親から父親にバトンタッチすることが望ましいので、今の子育ての状況は好ましくないといえるでしょう。主役交代を上手にするためにも、夫婦仲を健全なかたちに戻すことが大事です。
それには、あけみさん自身が妻としてご主人への関わり方を見直すことです。
・朝起きたら挨拶をする
・ご主人が出勤するときは見送り、帰宅したときは笑顔で迎える のです。
そして、子どもをどう育てるかよりも、あけみさん自身が母親、妻、人間としてどう成長したいのか、そのことを考えましょう。
息子さんに目を向ける時間が少なくなれば、息子さんも自立し、落ち着きが出てくることでしょう。
【FMさがみ放送〔スコーレ・スコーレ・スコーレ〕より】