お手伝いをしたがる4歳の長男
仲が悪い兄弟を仲良くさせるには
【お悩み】:小学5年生の長男と2年生、次男のお母さん、海老名市のみゆきさん40歳からの
質問です。
二人はとにかく仲が悪く、よくケンカをしています。
原因は長男であることが多いようです。
弟の悪口を言ったり、遊んでいるおもちゃを取りあげたり、ときにはふざけながら
ぶったり蹴ったりもして仕掛けます。
それに対して、負けず嫌いの次男は一歩も引きません。
さすがに体格と力の差があるのでやられてしまいますが、それでも応戦するのです。
どうしてこんなに仲が悪いのか。
仲の良い兄弟になって欲しいのですが、私は二人にどのように関われば良いでしょうか。
【アドバイス】:親としては、兄弟は仲良くして欲しいものです。
兄弟の仲が良くない場合、二つの要因が考えられます。
一つは、両親の仲が良いかどうか。
子どもは親をお手本として育ちます。
夫婦間のコミュニケーションが充分にとれていて、いつも明るい会話が交わされていれば、
子どもたちもそれを無意識に見習います。
兄弟間のコミュニケーションも育ち、仲も良くなるものです。
兄弟の仲が悪いということであれば、みゆきさんご夫婦の仲を、あらためて見つめ直す必要が
あるのではないでしょうか。
二つめは、親の愛情を巡って、兄弟がライバルになっていることです。
下の子が生まれるまで、上の子は親からの愛情を一身に受けていましたが、下ができてからは、そちらに愛情を持っていかれます。
そこで上の子は下の子にライバル心を抱くようになるのです。
その気持ちがときには、ちょっかいなどの行動としてあらわれるのです。
解決策の一つとして、長男としての自覚を持たせるのです。
そのために、たとえば親の手伝いをさせるのです。
買い物で外出するあいだ留守番をしてもらう、料理の支度、次男の勉強をみてもらう・・・・・・。
難しいことでなくて良いです。
そして、ちゃんと出来たときは、
「ありがとう、おかあさん助かったわ。さすがお兄ちゃん」と、たくさん褒めてください。
次第に、「親の役に立ちたい」「弟の面倒は僕がみる」という、兄としての自覚が芽生えてきます。
自覚が芽生えれば、弟にちょっかいを出すこともなくなり、兄弟の仲も良くなっていくでしょう。
【FMさがみ放送〔スコーレ・スコーレ・スコーレ〕より】