2020.09.21 生活アドバイス | メディア情報 | 子育ての悩み

4歳長女の再発したおねしょをなおすには

音声あり:エフエムさがみ 20150921 放送

【お悩み】:幼稚園に通う4歳の長女・ひなたちゃんと生後9ヵ月の次女のママ、町田市のきょうこさん、31歳からの相談です。

長女は4歳になる直前におねしょをしなくなりました。ところが次女が生まれてからしばらくすると、再びおねしょをするようになりました。

最初のうちは「たまには失敗もある」と、気にしませんでしたが、何回も続くと、なにか原因があるのではないかと不安になります。

今は、寝る前には水分をとらせないようにしていますが、効果はありません。

夫は「そのうち治るだろう。心配することはない」と言うのですが、保育園の先生から、このごろ機嫌の悪いときがあると聞かされ、不安は増すばかりです。

おねしょと長女に対して、わたしはどのように対処すればよいでしょうか。

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【アドバイス】:おねしょの原因は泌尿器系の異常など、いくつかあるといわれていますが、長女さんの場合は再発したという点から、精神的・心理的なものと思われます。

これまでは、親からの愛情を独り占めしていたのに、妹が生まれると、妹にいってしまった。

長女は寂しい思いをするようになったのでしょう。実際、長女と関わる時間は以前とくらべ減っていませんか。

寂しさがストレスとなり、おねしょや機嫌の悪さとなってあらわれているのです。

「ママ、妹ばかりじゃなくてわたしもちゃんと見て」という、長女からのSOSのメッセージなのです。

 

いまの状態を良くするには、長女に「おねえちゃんとしての自覚を育(はぐく)む」ことです。

たとえば

・次女のオムツを交換するときに、おしりを拭いてもらう

・ミルクをつくるあいだ、妹をみてもらう

離乳食を食べさせるのを手伝ってもらうのもいいかもしれません。

終わったあとは「ありがとう。ひなたちゃんのおかげで、ママ助かったわ」と、お礼を言い、長女を抱いて「大好きよ。ひなたちゃんはママの宝物よ」と伝えると、長女はとても満足します。

 

お母さんからほめられ、認められることは、心の支えになります。

これを繰り返すと、長女に「妹はわたしが面倒みるんだ」という、おねえちゃんとしての自覚が芽生えます。

こうして、長女に姉としての自覚を育てていけば、長女の寂しさは解消され、心も安定し、問題は時間が解決してくれるでしょう。

子どものトラブルは、子どもから親へのメッセージです。日ごろから子どもの言動をよくみておくのも親の役割です。

【FMさがみ放送〔スコーレ・スコーレ・スコーレ〕より】