男子からのちょっかいで保育園に行きたがらない娘
4歳長女の再発したおねしょをなおすには
【お悩み】:幼稚園に通う4歳の長女・ひなたちゃんと生後9ヵ月の次女のママ、町田市のきょうこさん、31歳からの相談です。
長女は4歳になる直前におねしょをしなくなりました。ところが次女が生まれてからしばらくすると、再びおねしょをするようになりました。
最初のうちは「たまには失敗もある」と、気にしませんでしたが、何回も続くと、なにか原因があるのではないかと不安になります。
今は、寝る前には水分をとらせないようにしていますが、効果はありません。
夫は「そのうち治るだろう。心配することはない」と言うのですが、保育園の先生から、このごろ機嫌の悪いときがあると聞かされ、不安は増すばかりです。
おねしょと長女に対して、わたしはどのように対処すればよいでしょうか。
【アドバイス】:おねしょの原因は泌尿器系の異常など、いくつかあるといわれていますが、長女さんの場合は再発したという点から、精神的・心理的なものと思われます。
これまでは、親からの愛情を独り占めしていたのに、妹が生まれると、妹にいってしまった。
長女は寂しい思いをするようになったのでしょう。実際、長女と関わる時間は以前とくらべ減っていませんか。
寂しさがストレスとなり、おねしょや機嫌の悪さとなってあらわれているのです。
「ママ、妹ばかりじゃなくてわたしもちゃんと見て」という、長女からのSOSのメッセージなのです。
いまの状態を良くするには、長女に「おねえちゃんとしての自覚を育(はぐく)む」ことです。
たとえば
・次女のオムツを交換するときに、おしりを拭いてもらう
・ミルクをつくるあいだ、妹をみてもらう
離乳食を食べさせるのを手伝ってもらうのもいいかもしれません。
終わったあとは「ありがとう。ひなたちゃんのおかげで、ママ助かったわ」と、お礼を言い、長女を抱いて「大好きよ。ひなたちゃんはママの宝物よ」と伝えると、長女はとても満足します。
お母さんからほめられ、認められることは、心の支えになります。
これを繰り返すと、長女に「妹はわたしが面倒みるんだ」という、おねえちゃんとしての自覚が芽生えます。
こうして、長女に姉としての自覚を育てていけば、長女の寂しさは解消され、心も安定し、問題は時間が解決してくれるでしょう。
子どものトラブルは、子どもから親へのメッセージです。日ごろから子どもの言動をよくみておくのも親の役割です。
【FMさがみ放送〔スコーレ・スコーレ・スコーレ〕より】