毎日顔を合わせる姑と義姉にイライラ
試合でレギュラー落ちした小6息子への対応
【お悩み】:小学6年生の男の子のお母さん、相模原市のたみこさん、46歳からの質問です。
息子は1年生から地元のサッカーチームに入っています。
低学年のころは、同じ学年内では上手なほうでしたので、一つ上の学年の試合などにも出場させてもらっていました。
ところが学年が上になるにしたがって、ほかの子との実力差が縮まってきました。
最近はスターティングメンバーから外れることが増え、出場機会も減ってきています。
負けず嫌いの息子は、チームの練習はもちろんですが、毎日のように自主練習をしています。
にもかかわらず、きびしい現実にすこし自信をなくしているようです。
息子を励ますために、親としてどのように対応すればよいでしょうか。
【アドバイス】:これまでチームの柱として活躍してきたのに、いまではスターティングメンバーから外されることも多い現実に、息子さんはどれほど悔しい思いをしていることでしょう。
お母さんにとってもつらいことですね。
子育てには父親と母親、それぞれの役割があります。
子どもが小さいときは、お母さんが愛情をたくさん注いで、子どもに生きるエネルギーを与えます。
小学生の高学年になるころから、子育ての主役は父親に移るのが望ましいかたちです。
おとなになって社会で生きていくためのルールやマナーを教えるには、これまで社会でもまれてきた父親が適しているからです。
ですから、ご主人から息子さんを励ますようにしてもらいましょう。
具体的には、
「今は苦しい立場でも、おまえが毎日、一生懸命練習していることは知っている。
努力していればチャンスが巡ってきたときに、きっとスタメンを取り返せる。
たとえその時はいい結果が出なかったとしても、次のチャンスがある。
一生懸命やった経験は、将来、おまえが大きくなったときに必ず役立つ」
などと伝えてもらうといいでしょう。
このとき、父親の体験談を交えると効果的です。
父親自らの体験談は、話に説得力を持たせます。
子どもは「お父さんも僕と同じような思いをしたことがあるんだ。でも負けずに頑張ったんだ」と、父親の話に共感し勇気をもらいます。
そこから頑張るエネルギーが生まれるのです。
いま息子さんにすべきことは、「サッカーを通じて、人生に必要な心構えを教える」ことです。
【FMさがみ放送〔スコーレ・スコーレ・スコーレ〕より】