母の看病に冷たい弟嫁
新年にあたっての心がまえ
【お悩み】:小学6年生の男の子と4年生の女の子のお母さん、町田市のますみさん、40歳からの相談です。
わが家(や)はわたしより2つ年上の主人と、子ども2人、そしてわたしの4人家族です。
長男・長女とも、明るく活発な子に育ってくれています。主人も家事や炊事などでわたしをサポートしてくれ、子どもとのコミュニケーションも積極的にとってくれます。
おかげさまで、あたたかい家庭を作れていると思っています。
ですが、幸せな家族に囲まれているにもかかわらず、「洋服は脱ぎっぱなしにしないで洗濯かごに入れて」 「帰ってきたらちゃんと靴をそろえて」 「食べ終えた食器は流しに持っていって」…
わたしは主人や子どもたちの生活態度の不満を、つい口に出してしまいます。
新年を迎えるにあたって、今年は小(こ)言(ごと)を言わないようにしようと思うのですが、そのためには、どのようなことを心がければよいで
しょうか。
【アドバイス】:ちょっとしたことなのに注意してしまう、自分の思いどおりの行動をしないと叱ってしまう。このような経験は、ますみさんだけではないと思います。
おとな子どもを問わず、相手を変えようとして、注意をしてもあまり効果はないものです。
ますみさんも、ご主人やお子さんたちに同じことを繰り返し何度も言っているのに、一向に直っていないと思います。
むしろ、相手のいいところを褒(ほ)めて、そこを伸ばすようにする。
マイナスを直そうとするよりもプラス面を引き出して、よりプラスにすることのほうが相手は変わりやすいのです。
同時に、これまで家族の欠点しかみえなかったのが、ご主人やお子さんを褒めることが出来るようになれば、それはますみさん自身も変わったということになります。
なぜなら、ますみさんが変わったから、ご家族の長所や良いところに目を向けることができるようになったからです。
ますみさんが変われば、家族の些細なことを気にすることも少なくなり、心にもゆとりが生まれるでしょう。
もちろん、躾(しつけ)として子どもに言わなければならないこと、注意しなければいけないことは、母親としてしっかりと対処するべきでしょう。
しかし、同じことを何度も注意して過干渉にならないように気をつけてください。
いずれにしても、新年を迎え、これまでどおり、すてきな家族といっしょにいられる幸せに感謝をして、新たな一年をお過ごしください。
【FMさがみ放送〔スコーレ・スコーレ・スコーレ〕より】