ひとり暮らし、年金だけでは不安です
3歳の男の子 男保育園で乱暴する
【お悩み】:保育園に通う3歳の男の子のお母さん、相模原市のまちこさん32歳からの相談です。
共働きのわが家では、息子を0歳から保育園に通わせているのですが、困ったことがあります。
息子が近ごろ、友達に乱暴をするようになっているのです。
ブランコの順番やおもちゃの取り合いなど、自分の思いどおりにならないことがあるとすぐに手を出してしまうようです。
さらに、年下の子に意地悪をしたり、先生の言うことを聞かないケースも増えていると聞きました。
迷惑をかけてしまった保護者の方に合わせる顔がなく、雰囲気も気まずくなっています。先生にも申し訳ない気持ちでいっぱいです。
この前は、友達に怪我をさせてしまい、その子の家に謝りに行きました。
このようなことが卒園まであと2年も続くのかと思うと、とても憂鬱です。
息子を、素直で友達にも暴力を振るわない子にするには、どうすればいいですか。
【アドバイス】:保育園で友達とトラブルを起こしたり、先生にも迷惑をかけてしまっているとのこと。
気持ちが重くなりますね。
子どもは年齢にしたがって、からだだけでなく心も成長します。
からだが大きくなるためには、バランスのとれた栄養が欠かせません。
同じように心の成長にも栄養が必要なのです。
心の成長に必要な栄養とは、お母さんの「愛情」です。
この愛情を満足に受けていない子どもは、すぐに手を出したり反抗的な態度をとる傾向にあるようです。
息子さんの場合、0歳から保育園に通い、お母さんといっしょの時間が少なかった分、まちこさんの愛情がじゅうぶんに伝わらず、心の栄養失調の状態が続いている可能性があると思われます。
3歳の子どもは、まだまだお母さんの愛情を欲しがる年齢です。
ご家庭の事情もあるとは思いますが、少しでも多くお子さんとの時間を作ってください。
お子さんの行動は親への「SOSのメッセージ」と受け止め、心の栄養失調を解消してあげることが大事です。
そのために、スキンシップを心がけましょう。
笑顔でギュッと抱きしめて、「お母さんのたからものよ」と愛情を表現してください。
お母さんの笑顔と温もりは子どもを安心させます。
そして、プラスの言葉をかけてあげましょう。
「きょうは早起き出来たね。えらいわ」
「一人でお着替え出来たね。すごいね」
子どもは親から認められ褒められると、自分のことを好きになります。
こうしたコミュニケーションをとることで、子どもの気持ちは満たされ、心の栄養失調が解消されていきます。
心が愛情で満タンになれば、次第に行動も落ち着いてくるでしょう。
【FMさがみ放送〔スコーレ・スコーレ・スコーレ〕より】