会話のない高2の娘
すぐに行動を起こさない小4の長男
【お悩み】:中学1年生の長女と小学4年生の長男のお母さん、
相模原市のみきこさん、44歳からの質問です。
長女は明るくて積極的な性格で、なんでもテキパキとこなします。
対して長男はおとなしく、マイペースです。
質問は長男についてです。
マイペースなのはいいのですが、すぐに物事に取り組まないことにイライラします。「はやくお風呂に入りなさい」と言っても、「わかった」と答えるものの、なかなか入ろうとしません。つい「はやくしなさい」と、声を張り上げてしまいます。
金曜日に出された宿題も、取り掛かるのはいつも日曜の夜。最終的にやるのですが、どうせなら早く済ませればいいのにと思います。
すぐに行動を起こすようにさせるには、どうすればいいでしょうか。
【アドバイス】:夜になって必死で宿題をしているわが子をみると、「家に帰ってきたらすぐに終わらせればいいのに」と、思ってしまいますね。
特にみきこさんの場合は、長女がなんでもテキパキこなすようなので、余計に長男のペースが気になるのだと思います。
すぐに行動を起こさない原因のひとつに、エネルギー不足があります。親が子どもに指示や命令ばかりしたり、親の思いどおりに育てようとすればするほど、子どものエネルギーを奪ってしまいます。
すると子どもは、自分から何かにチャレンジする気持を失い、やる気をなくすのです。みきこさんはふたりに、同じような愛情をもって接しているつもりでも、無意識に長女と長男を比較していることはないでしょうか。
長女の性格を長男に求めて、口うるさく注意したり、「はやく宿題しなさい」などと指示命令をしていませんでしたか。
もしそうであれば、いま大切なのは、
・長女とくらべるのをやめることです。
・そして、注意や指示命令をするよりも、長男の長所をキチンと見つけそれを日常会話のなかでさりげなく評価し褒めて、エネルギーを満たすことです。
良いところを認めて、長男の心に自信を育ててあげるのです。親から認められ愛情を注がれることで、長男はエネルギーを回復し、自分に自信を持つようになるでしょう。
自信がつけばやる気も生まれ、物事に積極的に取り組むように変わっていくものです。
【FMさがみ放送〔スコーレ・スコーレ・スコーレ〕より】