2020.01.16 生活アドバイス | 子育ての悩み

のんびり屋の小学校2年生長男が心配

【お悩み】:相模原市の主婦、ゆり子さん38歳からの質問です。

小学2年生の長男はとてものんびり屋です。朝起きてから朝食、歯みがき、身支度にいたるまでいちいち声をかけないと行動しません。

自分で出来るようにさせたいのですが。

【アドバイス】:朝、時間がないのにぐずぐずしている子どもには、つい「早くしなさい」と言ってしまいます。しかし、言うと安心、言わないと不安になるお母さんの気持ちとは反対に「まだやっていないの」「まったく、おそいわね」などの否定的な言葉をかけられるほど子どもはやる気をなくしていきます。

子どもはゆっくり時間をかけて成長します。行動のテンポもおとなより遅いのですから、親は「待つ」心が必要です。

愛情のつもりで「早く」と言っても、それは子どもが求めている「共感の言葉」ではないのです。

子どものやる気を引き出すためには、「指示や命令」を出来るだけしないこと。また、子どもがのんびり屋とのことですが「のんびり」は見方を変えると「落ち着きがある」「おおらかである」ということです。

短所よりも、長所を見つけてほめることを心がけましょう。そして、なにごとも出来て当たり前と思わず、ひとりで出来たときには「ひとりで起きてえらいね」「支度が出来たんだ、すごいね」と、しっかりと評価してください。お母さんからの励ましで、子どもは自信を持ち、やる気も出てくることでしょう。

【FMさがみ放送〔スコーレ・スコーレ・スコーレ〕より】