高2の息子の暴言
新築したのに夫が不機嫌です
【お悩み】: 夫は38歳、私は36歳、小学4年生の長女と小学2年生の長男の4人家族です。
以前はアパート住まいをしていましたが、長女の小学校の入学の際に私の実家から
「経済的なことは心配しなくていいから家を建てないか」
両親は孫の入学時に勉強机をお祝いに買ってやろうと以前から決めていたようです。
長男もすぐ入学となりますし、アパートには机を二つ並べる広さはありません。
夫の賛成もあり、両親の申し出を受け入れました。
最初は夫も喜んでいたのに、今では何かと文句を言い、帰宅も遅くなりがちです。
このままではいけないと思うのですが、具体的にどう行動したらよいか悩んでいます。
【アドバイス】:「お父さんのおかげ」と一家の要におく
広いおうちになって、それぞれのお部屋があり、喜んで飛び回っているお子さんたちの様子が目に浮かぶようです。
家を建ててくださるほど、あなたやお孫さんのことを思ってくださるご両親に感謝ですね。
ご相談では、ご主人があまり家に居たがらず、家族とも顔を合わせないということですが、
奥さんの実家からすべてを援助してもらったということで肩身の狭い思いをされ、
ご自分の居場所がなくなっていると感じていらっしゃるのではないでしょうか。
ご実家のお父様からの提案やご意見も、一旦ご主人に相談してから決めるようにして、
決してお父様とあなたとで決めてしまわないことが大事です。
そうでないと、いつも奥さんと実家が物事を決めてしまい、
夫である自分には何の相談もなく蚊帳の外。
自分は一体この家の何なんだろう、という思いになってしまいます。
そうなると、ご主人も家に居ても面白くなく、外に出るようになって心も離れていきます。
家族とのコミュニケーションも少なくなり、不満のはけ口がお酒やギャンブルになったりしないとも限りません。
また、お子さんたちにとって一家団欒の時にお父さんがいないと寂しいものです。
お子さんたちの心の中に、やさしくて頼もしいお父さんの存在がしっかり根付くように、妻として、母としての役割が大切です。
奥さんがご主人を立て「お父さんのおかげよ」と口に出してご主人の存在をアピールし、
一家の長であるご主人を中心に動くようにしていかれると良いですね。
お父さんとお母さんの温かい微笑を受けながら、子どもたちが今日一日のできごとを話し合い、時には笑い声を立てて過ごす時間は何よりの癒しになりますし、明日への活力にもなります。
そうなることによって夫婦間の風通しも良くなり、ご主人も家族のために頑張ろうという気持になられることでしょう。
いろいろと痛ましい事件が起きる現在、家族の絆が問われる問題が多くあります。
この機会に、ご自分の足元をもう一度見つめなおしてみてはいかがでしょうか。
【月刊「すこ~れ」 315号 〔子育て一口アドバイス〕より】