2024.04.04
すぐに泣く
【お悩み】:小二の息子は何事もスローペースで登校もギリギリ。
何とか早く行動をと、私は一日中「早くしなさい」と注意しますが、あらたまりません。
【アドバイス】: 親の期待とまったく逆の結果になりやすい言葉の一つが、
この「早くしなさい」です。
お母さんは子どものためにと言っているのですが、一日中「早く、早く」と急きたてられるお子さんの気持ちになって見てください。
どんどんやる気が失せてしまいます。
この年齢の子は、お母さんと同じペースで生活できないものですし、お子さんはゆったり落ち着いた性格の子どもかもしれません。
どちらにしても、お子さんを信じ、あせらず見守りながら待つことです。
この時期は、自分で考え行動していく力がついてくる頃です。
過保護・過干渉によってせっかく伸びようとしている芽を摘まないようにしましょう。
そのためにもお母さんがまず早く起きて、余裕をもって家族に「おはようございます」の明るい挨拶からはじめましょう。
そして、楽しく充実した一日を送ることに心がけてください。
お子さんのできないことばかりに目をむけず、観察していると思いのほか多くの長所が発見できるでしょう。
それを言葉に出して褒めてあげましょう。
お母さんから認められ、自信がついてくるとやる気が出てくるものです。
【月刊「すこーれ」267号〔子育て一口アドバイス〕より】