2024.02.11
不安がいっぱいでつぶれそうです
【お悩み】: 9ヶ月になる長男はハイハイをした時期がまったくなく、座ったまま、お尻で 移動します。このままでよいでしょうか?心配です。
【アドバイス】: 昨今ハイハイをしない赤ちゃんが増えているといいます。
親は子どもにこうあって欲しいことを、自ら実際にやってみることです。腹這いの姿勢になって赤ちゃんに立ち返って、足先の蹴る力で自分の体を動かしてみると、わずかな時間でも想像以上に重労働だと感じられます。
腰をしっかり使うので腰まわりの腹筋力をつけることや、全身の血流をめぐらすことを体感できます。
「手は第2の脳」と言われますから、手を使う運動は脳をきたえることになります。
教えるのではなく、先に立って親が行動していることを見て、この時期の赤ちゃんはしっかり 喜んでくれます。
背筋の力がつかないうちから、もたれかかる椅子や、ベビーラックに入れている時間が長くなっていませんか。
日中しがみつくような抱っこが日常化しているのではないでしょうか。
正面から向き合って赤ちゃんの腰と首を手で支え、背筋を真っ直ぐにして抱っこします。
お母さんの目と赤ちゃんの目が合って、背筋が真っ直ぐになると赤ちゃん自身が自分でバランスをとる力を発揮しやすくなります。集中力もできてきます。
赤ちゃんを抱きとめる抱っこのあり方がハイハイまで続くのです。
より良い環境を配慮してあげましょう。
【月刊「すこーれ」288号〔子育て一口アドバイス〕より】