2023.10.26
色々な習い事をしたい小学3年生の長女
【お悩み】: 小1の息子は一人っ子。起床、着替え、勉強、食事…何かにつけ私がうるさく
言わないと動きません。自分から行動してほしいのですが。
【アドバイス】: 日本の一家庭あたりの平均人数は1.5人にも満たず、生活も便利になって
子どもにも目が行き届きます。
ですから、過保護・過干渉になる要素はどこの家庭にもあります。
子どもはある年齢になると、「自分でやる」という時期があります。
その時期に親が自分の都合を優先して食事をさっと食べさせたり、一人遊びに大人の視点で口を挟んでしまったりしがちです。
幼稚園、小学校に進んでからは、遅刻させてはいけない、忘れ物はないかなど、子どものため、親のメンツのため、つい口と手を出してしまいます。
朝起こすことにはじまり、一つひとつ指示命令をしている限り、状況は変わりません。
親が先回りをしてミスを防いだりするほど、子どもは自立のできない「指示待ち人間」になります。
そうならないために、現在の指示・命令のパターンを変えなければなりません。
時間がかかっても、子どもが失敗して恥をかいても自分で考え行動するようになるのを見守りましょう。
子どもを変えようと干渉するより、お母さん自身が自分をチェックして、家族の誰よりも1日のスタートを早くし、明るい挨拶を心がけましょう。
そして、お子さんができたことを心から褒めてあげてください。
【月刊「すこーれ」276号〔子育て一口アドバイス〕より】