長男の夜尿症を治したい
仕事に理解のない夫
【お悩み】:私は42歳で、現在、都内の進学塾で英語を教えております。
夫は45歳で大手食品メーカーの営業マンをしております。
子供は長男が私立中学3年、長女私立中学1年、次男は小学5年の3人です。
私は3人目の子供の出産を機に、それまで勤めていた高校の英語教師を辞めて家庭に入ったのですが、英語の勉強は継続しておりました。
子供も3人目が手がかからなくなり、長年願い続けていた英語力を活かした職業に就くことができ、今年4月より進学塾に迎えられ、現在に至っております。
私の悩みは、私が働くことに対して、夫の理解が全くないことです。
結婚前は女性が働くことに理解を示していた夫なのですが、いざ私が働きはじめると、
「家族に経済的に苦労はさせない」と言って、何の協力もしてくれません。
そして一番腹が立つのは、私の英語力をけなして、私のプライドを傷つけ、それが元で口論となります。
子供達は、口論がはじまると、それぞれ部屋に入ってしまいます。
夫は、私が働くようになってから、子供の面倒はまったくみてくれなくなりました。
現在3人の子供達はおとなしく、これといって問題は起きておりませんが、覇気のないのが少々気になります。
私も性格的には強い方ですが、夫の頑固さにはほとほと困っております。
私は、折角つかんだこのチャンスを逃したくはないのです。
【アドバイス】:トータルとしての人生の幸せを考える
ある期間家庭に入っていて、職場復帰をされた貴女にとって、今は毎日が新鮮で充実した日々であることはよく理解できます。
ご主人の理解のなさと非協力的とも思える言動は、ご主人が帰宅した時、
あなたがつくっていた雰囲気が良く、子供達も順調に育っていた、
貴女が働くことによって、家庭の充実感が失われることを恐れ、働くことに反対したのだと思われます。
事実働くことによって以前と違った家庭の雰囲気を感じるが故にケチをつけているのでしょう。
現在、青少年による様々な事件が多発しており、その背景に家庭の空洞化が指摘されております。
子供に手がかからなくなってきているとは言え、今までつくりあげてきた家庭の雰囲気が、ご主人にとって大切な位置を占めていたと思われます。
“得るものがあれば、失うものがある”と言われます。
本来家庭は家族が羽を休める港の役割を果たすものです。
そのプロデューサー的役割が女性にあると思います。
貴女の場合、夫が納得した上で働きに出るという努力がなされていなかったのではないでしょうか。
ライフスタイルの変化が夫の苛立ちになっているようです。
ご主人の言葉と心に耳を傾け、トータルとしての人生の幸せは何か、夫婦円満なのは何か、それを考えて結論を出すべきです。
【月刊「すこ~れ」 235号 〔すこ~れ相談室〕より】