色々な習い事をしたい小学3年生の長女
姑との関係が悪く、胃痛に
【お悩み】:私は50歳の主婦です。
53歳の夫と社会人の娘二人、そして、半年前より75歳の姑との同居がはじまり、今は5人暮らしです。
父親は夫が小学3年生の時に他界し、その後、親子二人で生活してきました。
姑は結婚前に勤めていた病院に、再び看護婦として復帰、夫を女手一つで育て、大学まで卒業させたのです。
私たち夫婦が結婚した時、姑は47歳の若さで仕事に打ち込んでいたため、同居する話は一切ありませんでした。
しかし、この度、家を新築したのを機に、姑の年齢を考慮し、同居しました。
私は以前から姑の性格を知っていましたので、同居しても仲良くやっていけるという自信がありましたが、一緒に暮らしてみるとうまくいかないのです。
姑はずっと働き続けてきましたので、今後は仕事をやめて家でゆっくりしてもらおうという思いが私にあります。
さらに、私が27年間作り上げてきた家事のやり方に、手を出してほしくないという思いもあり、家事のほとんどは私がやっています。
姑はそれが当然という顔をしていますし、一つひとつ細かい事にまで口出しをするようになってきました。
新築の資金の3分の1を姑が出したことで、気が強くなったのでしょうか。
家のローンの返済の仕方から、給料やボーナスの使い方、電気・電話代などの節約、お惣菜の値段にまで口を出してきます。
まだ同居して半年しか経っていないのに、姑の顔を見たくなくなり、胃痛でつらい日々を送っています。
このままでは私のほうが倒れそうで、不安でいっぱいです。よきアドバイスをお願いします。
【アドバイス】:人生の先輩として受け入れる
お姑さんと同居し、家事の細かい事にまでアレコレ言われて、つらくなるあなたの気持ちは分かります。
いつの時代にあっても、嫁と姑との関係は難しいものです。
お姑さんは早くにご主人を亡くされ、女手一つで一生懸命働いて、あなたのご主人を立派に育てられました。
生活苦の中で、たくさんの苦労もされて、家事の細かいことにまで節約して来られたのでしょう。
あなたへの意地悪から発しているのではありません。
あなたがお姑さんを人生の先輩として受け入れ、素直な気持ちでつきあえば、お姑さんとの関係はうまくいきます。
お姑さんに家にいてゆっくりしてもらいたいというのはあなたの思いやりですが、家事も、口出しもさせないというのでは、お姑さんは孤立してしまいます。
看護婦として一生懸命働くことがお母さんを支えてきたのですがら、家事の役割分担をし、むしろ、あなたのほうから節約法を教わればよいのです。
家事を分担してもらって出来る余裕の時間を、創造的なことに使えば、毎日がより充実してきます。
避けられない苦労から逃げようとすると、一層苦しみは増します。
あなたのほうからやさしく語りかけ、話し相手になれば、お姑さんとのよい関係が築けますよ。
【月刊「すこ~れ」 225号 〔すこ~れ相談室〕より】