2010.10.09 生活アドバイス | メディア情報 | 嫁姑問題

母の看病を弟嫁に批難されて

【お悩み】:三人の子供たちも成長して、六十代の夫婦二人暮らしです。

実家の母の看病のことでご相談します。母は現在、共働きをしている弟夫婦と同居しています。

自宅で療養していますが、二年近く寝たきりの状態です。

弟には大学生の子供が二人いて、夫婦で働いても追いつかない経済状態だと常に言っております。

そういう事情ならば、幸い近所に住んでおりますから、母の介護は私がするしかないと思い、毎日実家に通って看病してきました。

朝、弟夫婦が出勤した後、母に夕飯を食べさせるまでを自分の役割としました。

ことに、弟嫁の留守中は、実家の冷蔵庫を使用しないなど、細かい心遣いをしてきたつもりです。私の帰宅後は、弟が中心となって大学生の子供たちの手を借り看病しています。

しかし、今年の新年に身内が集まった席で、弟嫁が思いもよらぬことを言いました。

姑を看病してもらう感謝の言葉どころか、「毎日毎日、朝から晩までお義姉さんが家に来て、気持ちが休まらない」と言い放ったのです。

それ以来、親戚中の関係がギクシャクしてしまい、そのショックで私は二ヵ月以上も立ち直ることができませんでした。

夫に苦しい胸の内を訴えても、苦々しい顔をするだけで返事は返ってきません。この先、どのように弟嫁と付き合っていったらよいのでしょうか?

(広島市 M代)

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自分より相手の思いを優先する

【アドバイス】:すべての生命には根があります。人間は年老いた親を養うという文化を持つと言われますが、よくお母さまの介護を毎日、二年近く続けられましたね。ご苦労様です。

にもかかわらず、共稼ぎの弟嫁さんから思わぬ言葉を浴びせられ、二ヵ月以上立ち直ることができなかったあなたの心情は、察するに余りあるものがあります。

しかし、常に物事には二面性があります。どんなにあなたが弟家族のために良かれと思ってされたことも、弟嫁さんにとってはどうだったのでしょうか?

実家への日参は弟嫁さんにとって、プライベートな家庭の状況をすべて見られ、心理的に喜べなかったのではないでしょうか?

きっと心の中では、あなたに感謝し、失言を申し訳ないとの負い目を感じておられることと思います。

あなたのご主人は、身内の皆さんのそれぞれの立場を考慮されて、何も言えないのではないでしょうか? もつれた糸を解きほぐすには、まず心を冷静にして、しっかりと解決の糸口を見つけ出すことです。

その一例として、弟嫁さんにお会いした時、仕事をしながらもお母さんの介護をしてくれていることに感謝し、自分にも行き過ぎた点があったことを素直に詫びてはいかがでしょうか?

あなたの思いを優先するのではなく、相手の心と立場を思いやり、弟嫁さんと今まで以上によい関係に修復することが大切です。

【月刊「すこ~れ」 355号 〔すこ~れ相談室〕より】