小3長男の情緒不安定に困惑
小6長男にスマホを初めて持たせるが心配
【お悩み】:小学6年生の長男と1年生の長女のお母さん、町田市のゆかりさん、44歳からの相談です。
長男が所属するサッカークラブから、試合や練習の連絡用に、子どもにスマ-トフォンを持たせてほしいと案内が届きました。
メールで連絡を流すときに、試合表などのデータを添付することもあるので、携帯電話よりもスマホのほうがベターとのことです。
同級生のお母さんに相談すると、「スマホとのつきあい方を覚えるには、いい機会なんじゃない」と、言われました。
とはいえ、最近はゲームや通信アプリにはまって生活が乱れたり、なかには依存症という深刻な事態になるケースもあると聞きます。
スマホを持たせるにあたって、どのように対応すればいいでしょうか。
【アドバイス】:スマホを持たせることでゲームや通信に熱中して勉強をしなくなったり夜更かしをするようになるのではないか。多くの親がこのような不安を持っています。
実際に勉強をしなくなった、夜遅くまで起きているようになった、ゲームばかりする、といった悩みをかかえている親もいます。
スマホを与えるとき、「ルール」をつくっても、ゲームや通信の楽しさに負けて、約束はいつの間にか破られてしまいます。
では、子どもにルールを守らせるにはどうすればいいか。父親が家庭のリーダーであり、最終決定者であることを演出するのです。日頃から父親と母親がコミュニケーションをよくとり、母親は子どもの前では父親を立て、お父さんの言葉を大事にしているようにみせるのです。
そうすることで子どもは、家庭のリーダーは父親で、父親が最終決定者であると理解し、父親の言葉に従うようになります。その上でルールをつくれば、それを守るようになります。
子どもに対しては、スポーツでも勉強でも、自分から取り組むように子どもの気持ちを盛り上げることも大事です。
やる気をもって取り組むものがあれば、スマホを使いたい欲求を抑える気持ちが備わります。熱中するものがないために、ゲームなどにのめりこんでしまうのです。
幸い長男さんはサッカーに夢中なようなので、スマホをもたせても深刻な問題にはならないと思います。
これからは長男の良いところを評価して褒めて、やる気をいっそう引き立てるといいでしょう。
【FMさがみ放送〔スコーレ・スコーレ・スコーレ〕より】