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2018.07.25

親の顔色をうかがう娘

【お悩み】: 私は26歳の専業主婦です。
30歳の会社員の夫と、幼稚園児の娘との3人家族で、夫はやさしく、真面目な性格です。

今春、入園した娘は、私が幼稚園まで送っての別れ際に、私の手をギューッと握ります。

そして、不安そうな顔で私を見上げ、「ママ、私のお家、火事にならないよね。
パパは会社に行く途中で、交通事故に遭わないよね」と言います。

私が「大丈夫だから、安心しなさい」と言うと、

やっと安心したかのように園に入って行きます。

わが家は社宅住まいですが、隣近所とは、あまり深入りし過ぎないように挨拶を交わす程度にしています。

私自身の性格は、幼い頃から厳格な性格で育ったためか、物事に対して引っ込み思案です。

 

娘は遊ぶ時も、テレビを見る時も、何をするにも私の顔色を見て、確認してから始めます。
私がしてほしくないことはしないので、とても育てやすい子だと思っていました。

しかし、幼稚園の中でもとかく孤立しやすく、先生に促されないと友だちの中に入って行けないのだそうです。

今になって、私の育て方に問題があるのではないかと心配になってきました。

よきアドバイスをお願いします。

 

【アドバイス】: 子どもの長所を育てる

お子さんがいつも母親の顔色をうかがって、確認してからでないと行動を起こせない。
又、友だちの輪に入れないというのは健全ではありません。

たしかに、最初の子にはどうしても手をかけ過ぎる傾向があります。

子どもを正しくしつけることは大事ですが、あなたの場合、しつけが厳しすぎるのです。
それゆえ、子どもは“失敗してはいけない” “怒られるのではないだろうか?”と委縮してしまうのです。

 

今、あなたが心がけるべきことは、今までのように細かいことまで注意や指示をしないことです。
本来、子どもは大人の枠組みの中には収まらないものです。

二つ目の心得として、お子さんの長所を見つけて、ほめて育てることです。
絵を描くのが上手だとか、運動が得意だとか、どんなことでも良いのです。

どのような子でも自分の得意なことをやり出すと積極的になり、それをほめられることによって自信をもつようになります。
子どもは母親からの真心の称賛によって、心に栄養を与えられ、活き活きと輝いていくのです。

最後に、昔から“子は親の鏡”と言われますが、子どもの姿は親の姿の一面を映し出しています。
あなた自身、小さい頃、きびしく育てられたために、否定的な意識が強く、無意識に、あなたのお母さんと同じパターンでわが子と関わっているのではないでしょうか。

自分の持っているパターンを修正する学習やトレーニングを受けることが望ましいでしょう。

子どもを変えることよりも、親自身が自らの生活姿勢を正し、妻として母としての毎日の務めを喜んで行うことが大切です。

【月刊「すこ~れ」 185号 〔すこ~れ相談室〕より】