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2018.07.25

不幸ばかり続く

【お悩み】: 私は38歳になる主婦で、装飾品の会社を経営する夫と、中学3年の長男、中学1年の長女との4人暮らしです。

昨年、小学5年生だった次男を交通事故で亡くし、早一年が過ぎました。
茶目っ気のあるやさしい性格の子でしたので、折にふれて思い出され、涙の乾く間もありませんでした。

私は夫の会社の経理を担当していますので、毎日が忙しく、何とか悲しみを乗り越えてきました。
少し落ちつきを取り戻してきたこの頃、以前、夫の実家で働いているお手伝いのおばさんから

「この家はよくないことが色々と起きる。お金はあるけれど、徳積みが足らないのかね」

と言われた言葉が気に掛かってきました。

夫は三男ですが、義父が一代で築いた会社の二代目として人望も厚く、業界でも評判のやり手で、各地に支店を出す反面、家庭をも大切にする人で、私は何の不自由もなく、幸せいっぱいの生活をしてきました。

 

夫の実家は経済的にはゆたかですが、皆、幸せとは言えません。
長姉は良家に嫁ぎましたが苦労が絶えず、病気がち。長兄は若い時から腎臓病で、今は人工透析を受けています。
次兄は離婚をくり返し、4年前に胃癌の手術をしています。

 

それで、三男の夫が跡を継ぎ、兄たちは専務の役職にあります。

そして、今まで幸せであったわが家にも、次男の突然の不幸が襲い、全くおばさんの言葉通りで、言いようのない不安に襲われるのです。
私の今後の生き方について、良きアドバイスをお願いします。

 

【アドバイス】: 生き方の見直しを図る

手塩にかけて育てられた息子さんを突然亡くされた悲しみはいかばかりだったでしょう。
その不幸を乗り越えられ、前向きに生きてこられたことに敬意を表します。

さて、長姉の病気、長兄の腎臓病による人工透析、次兄の離婚と胃癌、そしてご子息の交通事故と、身内に起こった不幸に、お手伝いのおばさんの“徳積みのなさが原因”との言葉が気になられているようですが、それらは個々の事情で起こったことであり、関連性はありません。

一見、複雑そうな問題でも、単純な事柄の組み合わせであることが多いのです。

 

あなたが暗い気持ちで不安な日々を過ごせば、事態はよくなりません。

人は皆、人生において常に成功や幸福を願いますが、失敗や不幸も合わせ持つのです。
幸せに満たされている時ほど、その裏に危機をはらんでいます。

いつまでも日向にいられるという保障はどこにもないのです。

人生を巧みに生きる人は、幸福に満たされた時に、自ら進んで前向きな苦労を取り入れた生き方や、人や社会を支える側に立った生き方を心がけています。

そうした人生のバランス感覚を身につける学習をされ、明るい心で生活に取り組んで下さい。
思いがけない不幸をあなたの人生の転機として見直され、今後のご実家の真の幸福に生かされれば、亡くなったお子さんのご供養になるのではないでしょうか。

【月刊「すこ~れ」 184号 〔すこ~れ相談室〕より】