2020.01.19 生活アドバイス | 子育ての悩み

おもちゃを貸せない一人っ子の三歳の娘

【お悩み】: ひとりっ子の三歳の娘は、家に遊びに来てくれるお友だちがようやくできて嬉しい反面、おもちゃを貸したがらず困っています。

     

【アドバイス】:初めてのお子さんで、お母さん一年生にとってはすべてが戸惑いの連続ですね。

子どもの成長も同じように「はじめて」からスタートです。いままで自分だけのおもちゃで、自分ひとり好きなように遊んでいたのですから、誰かに譲ったり譲られたりというのも未経験です。お友だちとの遊び方がまだよくわからないだけで、決して意地悪で貸してあげないのではありません。頭ごなしに大人の視線で見て怒るのではなく、子どもの視線で見るように心がけましょう。

「貸して」「いいよ」ということを教え、それができたら「ありがとう」「よかったね」「○○ちゃん、えらいね」と、それぞれをほめてあげましょう。

子どもは親の真似をすることから学び、体得していくものです。ご主人に協力してもらい、二人のやり取りの中にも頻繁に盛り込んでみるとよいでしょう。「これ使わせてちょうだい」「はい、いいですよ」「ありがとう」「どういたしまして」という具合に。

遊びの楽しさ、お友だちと一緒に遊ぶ喜びを体験できた程度、感性も豊かになります。

【月刊「すこーれ」309号〔子育て一口アドバイス〕より】