公益社団法人 スコーレ家庭教育振興協会 生き方の知恵と技術を磨く生涯学習の広場です

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2017.04.18

自分の将来が見えない

【お悩み】:私は23歳になる女性です。不動産業を営む父と、近くの薬局に勤める母、高校2年生の妹との4人暮らしです。
今、私はどう生きていったらよいのか分からなくなり、ご相談します。

私は中学1年生の時、友人からイジメられたことがキッカケで不登校となり、親を困らせたことがあります。
県立高校を卒業した後、小さい頃からの夢であったクラリネット奏者としての道を志し、東京で音楽の勉強をしましたが、「君には音楽的な才能はない」と専門家から烙印を押されて、すっかり自信を失い、傷付いて家に帰ってきました。

一方、妹は明るい性格で、友人関係もよく、テニス部で副部長を務めるなど、活き活きと学校生活を楽しんでいます。

そのような妹に対して、嫉妬心が起こり、テニスのラケットや教科書を隠すなど、つい意地悪をしてしまいます。そんな事で一時的には気晴らしができますが、その後で空しさを味わっています。

父はアルバイトをして自活するように勧めるのですが、どうしても不安感が先立って、思い切れません。

自分のやるせない気持ちを母に当たり散らし、妹をイジメることしかできない自分が、嫌いでたまりません。

一体、どうしたら、明るい気持ちで自分の将来を考えられるのでしょうか。
良いアドバイスをお願いします。

      

【アドバイス】:夢へのあくなき挑戦を

自分の才能を否定されて自信をなくし、再び家に帰らざるを得なかったあなたの気持ちを思うと、私も胸がしめつけられます。妹さんに嫉妬したり、自分の将来に希望よりも不安を抱く気持ちはよく分かります。

あなたが果たしてクラリネット奏者として大成できるかどうかは分かりません。しかし、たとえ音楽家として大成できなくても、音楽教室を主宰し、わが子や他の子どもを教えていく道もあります。アコーディオン奏者を目指して上京した人が、その道では成功せず、作曲家として大成した例もあります。

今はクラリネット奏者の道をトコトン追求することが大事です。人生、どのような道が開けてくるか分からないものです。

あなたはショッキングな体験から悪いほうに物事を考えるパターンに陥っています。あなたが“こうなりたいという姿”が実現されている自分や、成功している自分をイメージする習慣をつけるのです。

ダラダラとした生活を改め、早寝早起き、整理整頓をし、家族にも元気に明るく挨拶を交わすなど、積極的な生き方をしてください。今、自分のやるべきことに一生懸命に取り組むのです。

そして、音楽にチャレンジする生活の中で、たとえ小さくても成功体験を積み重ねることです。それが自信となり、ひいては妹さんのことも気にならず、ハードルを乗り越える力となります。頑張って下さい。

【月刊「すこ~れ」 216号 〔すこ~れ相談室〕より】