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2017.09.01

母の看病に冷たい弟嫁

【お悩み】: 私は夫婦2人の生活をしており、3人の子どもたちはそれぞれ家庭をもっています。
実家の90歳になる母のお世話のことでご相談します。

母は、近所に住む弟の家族と一緒に暮らしていますが、体が弱く、入退院をくり返してきました。
現在では病院生活を嫌がり、自宅で寝たきりに近い状態です。

弟には大学3年と高校2年の子どもがおり、教育費もかさむので夫婦共稼ぎをしています。
それで、私が毎日実家に通って母の看病や身の回りのお世話をしています。
わが家の掃除や後片付けもそこそこに、母が夕食を食べ終わるまでつきっきりです。

経済的に苦しいという弟夫婦の助けにもなればと思って、自分の体の疲れも何とか我慢して頑張ってきました。

ところが、弟嫁は時折、ストレスの発散といって旅行に出かけます。
先日は、海外旅行をしてきました。
これには私も堪忍袋の緒が切れて、眠れない夜を過ごしています。

夫に相談すると、看病に行く私の方が馬鹿だと言われ、私の気持ちを全く理解してくれません。

また、弟の子どもたちは祖母にやさしく接することもなく、私と顔を合わせても挨拶もなし。
その態度にも我慢がなりません。
母が可哀相で看病してあげたいのですが、弟の家族とはこれ以上関わりたくないとの葛藤に悩んでいます。
私はどのような対応を心がけるべきでしょうか。

【アドバイス】: 人間関係は距離の取り方

あなたの弟さん家族に対する愛情や寝たきりに近いお母さんの看病を一生懸命される気持ちは分かりますが、どこか配慮に欠けているのではないでしょうか?

お母さんにとって、娘であるあなたが傍らにいて看病してくれることは、大変心強いと思います。

しかし、働きに出ておられる弟嫁さんは、仕事で疲れ、家庭に帰れば終日、自分の家でもあるにも拘らず、義姉であるあなたという存在があり、真に安らぐ場がなく、ストレスがたまっているのです。

子どもたちのあなたへの態度は、弟嫁さんの心の内がストレートに表れているのです。
たとえ善意の行為でも、弟さんの家庭に入り過ぎては、トラブルが起こらないほうが不思議と言えます。

人間関係で一番大切なことは、距離の取り方です。
適度な距離によってスムーズな関係が作られ、近過ぎると双方に大きなストレスがたまります。あなたは弟さんの家族が少しでもお母さんのお世話を快く出来るように心配することです。

あなたの家にお母さんを引き取って看病することも一つの方法です。

いずれにしても、この機会にご主人を入れて、弟さん夫婦と話し合う場を持たれることが大切です。
ご主人は、実家のお母さんの看病だからということで、今まで何も言わないで、あなたの行動を許されていたはずです。
この際、ご主人の心を重んじられて、ご主人の意向に沿われることが大切です。

【月刊「すこ~れ」 199号 〔すこ~れ相談室〕より】